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「」に対する検索結果が134件見つかりました

  • 『Blue Moon(ブルームーン)』作者:Natal

    【登場人物】 龍也(たつや)・・・男 香織(かおり)・・・女 【ストーリー】 [龍也(たつや)の声] [静かな夜空を見ながら、夜道を歩いていく。また2度目の夏がやってくる。これは…彼女との【冬】での出来事…。] 香織『…ねぇ、龍也…。私、この冬は好きだけど、夏は嫌い。』 龍也『なんで?』 香織『だって暑苦しいじゃない。だから嫌。冬は寄り添い合えるから好き。』 龍也『…さっきまで、2人で暑苦しい事してたのに?』 香織『それとさっきの話は違うでしょう?』 龍也『香織ちゃん、君はこんな事して…嫌じゃないの?』 香織『ダンサーだけじゃ、稼げないからやってるのよ。あんたが好きでやってる訳じゃない。』 [龍也の声] [彼女の名は、香織。訳ありで風俗で働いてる。俺はその客なんだけど… 何故か親近感が出て、こうしてタメ口で話している。] 龍也『…はい、今月分。』 香織『いつもご贔屓にー。じゃあね。』 龍也『待って。』 香織『…なに?』 龍也『…その靴、ボロボロだよ…?新しいの買わないの?』 香織『…この靴は思入れがあるから。当分替えないかな。』 龍也『…そっか。』 香織『じゃあね。ご利用ありがとうございました。』 [龍也の声] [それが、俺が見た…彼女の最後だった。彼女は、殺されてしまった。…なんでこんなに悲しんだろう。ただの【風俗嬢】と【利用客】じゃないか。] 龍也『……香織、君が嫌いだった【夏】が来たよ。』 [龍也の声] [夜道を歩きながら、夜風に吹かれる。 今でも忘れたりはしない。君の声、吐息、あの時の表情……。俺は密かに、君に恋をしていたのかもしれない。] 龍也『…君の言った通りだ。夏は【暑苦しい】。』 [龍也の声] [そうして俺は、片手に持っていた水を飲み干した。] Fin キーワード:ミステリー・2人・男1・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『ゲーム』作者:Natal

    【登場人物】 真緒(まお)・・・男 将也(まさや)・・・男 【ストーリー】 真緒(まお)『さぁ、次は君の番だ。』 〘将也(まさや)の声〙 〘事の始まりは、3時間前まで遡る。真緒がトランプを持ってきたのが事の発端だ。真緒は黒髪の似合うピアスをつけた、今どきって感じのやつ。〙 (ニュースの声) (続いてのニュースです。昨夜未明、○○市○○区にて、雨宮高校の女子生徒と思われる変死体が発見されました。目撃者によると_____。) 真緒『将也ー。トランプしようぜ。』 将也『あぁ、いいぜ。』 〘将也〙 〘最初は、ただの遊びだったんだ…。〙 真緒『じゃあ、最初はお前からな!』 将也『わかったよ…。』 真緒『…なぁ、お前さ。あの事件テレビで観たか?』 将也『…だからなんだよ。』 真緒『被害者、ここの学校のマドンナだったらしいぜ。』 将也『そうか…。』 真緒『なんだよ、お前。あんなにマドンナにほれてたじゃないか。』 将也『まぁな、でも飽きた。』 真緒『飽きたってなんだよ、まるで物みたいな扱いで言いやがって。』 将也『…つぎ、お前だぞ。』 真緒『おう。』 将也『……っ。』 真緒『…犯人、未だに捕まってないらしいぜ。』 将也『だからなんだよ。』 真緒『犯人、お前なんじゃないの?』 将也『…はっ…?』 真緒『俺、見ちゃったんだよね。お前があの場から逃げた所。』 将也『んなわけ……。』 真緒『目撃者が見たっていう犯人の服装、お前のいつも着てる私服と似てたぜ?』 将也『…どこで見たんだよ。』 真緒『電柱の近くさ、ちょうど出掛けようと思って外出たら、現場からお前が出てきたからさ。』 将也『…っ。』 真緒『図星か?』 将也『…目撃者は、俺だって言ってたのかよ?』 真緒『言ってねぇけど、あんな【ドラゴンが掘られたような】服装。お前しかしないだろ(笑)』 将也『……っ。』 真緒『お前、マドンナに結構惚れ込んでたろ?バレバレだよ?(笑)』 〘将也〙 〘そう言った真緒は、右耳のピアスをいじる。〙 将也『……っ。』 真緒『被害者の身体には、【 】された後があったらしいぜ?』 将也『…認めるよ。俺は【その場に】居たよ。』 真緒『やっぱり、お前がマドンナを…。』 将也『…っ。』 真緒『なんか言えよっ。それか、俺が匿ってくれると思ってんのか?』 将也『…違う……。』 真緒『ここに来て駄々をこねるか??』 将也『…っ。』 真緒『【さぁ、次は君の番だ。】』 将也『…実はな、俺もその事件見たんだよ。』 真緒『犯人が事件のニュース見るのかよ(笑)』 将也『…違うよ。俺は【その場に】居たんだよ。』 真緒『…はっ?』 将也『なんでお前、俺の私服知ってるの?俺ら、今日が初めてだろ?』 真緒『…だって、俺ら【友達】だろ?』 将也『だったら、なんで俺が【ドラゴンが掘られたような服】を着てるって知ってるの?あの服、お前に見せたことないぞ?』 真緒『だって、ニュースで……』 将也『ニュースには、そんな事言ってなかったぞ?犯人は【黒髪に右耳にピアスをしていた】って事しか言われてない。』 真緒『何が言いたいんだよ…!』 将也『お前、マドンナから好み聞いたんだろ?【黒髪に右耳にピアスを開けてる人が好き】って……。』 真緒『何が言いたいんだよ!!』 将也『俺が目撃した犯人、お前に似てんだよね。』 真緒『そ、そんなやつはいっぱいいるだろ…!!』 将也『まぁな、でも…その癖だけは変わらないよな……【右耳のピアスを触る癖】。』 真緒『こっ、これはピアス開けたばっかりだから…気になってるだけだよ。』 将也『でもそのピアス。俺…見たことあるよ。』 真緒『…?』 将也『そのピアス、昨日…マドンナがしてたピアスと同じだよね?』 真緒『気の所為じゃないか?』 将也『気の所為じゃないよ、だって……それ…【俺があげたやつだから】』 真緒『っ!?』 将也『知らなかった?俺、彼女と【付き合ってたから】』 真緒『俺、そんな事聞いてない…』 将也『そりゃそうだよ。【わざと】言わなかったんだから。』 真緒『なんだよ、それ……。』 将也『彼女から前から聞いてたんだよね。【ストーカー】に困ってるって…。』 真緒『……っ。』 将也『その顔、どうやら知らなかったみたいだね。』 真緒『……。』 将也『一か八かで話してみたけど、やっぱりな。』 真緒『……。』 将也『…さぁ、君の番だよ?』 真緒『……負けだ。』 将也『…じゃあ、行こうか。【裁判所】に。』 真緒『……。』 〘将也〙 〘本当はただの【遊び】のはずだった。けど…これは【ゲーム】だったんだ。 やっと……ゲームに決着がついた。これでよかったんだよな。〙 Fin キーワード:学園・シリアス・2人・男2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『Liam』作者:Natal

    【登場人物】 グリア・・・女 隊長・・・男 ジュリア・・・女。グリアの先輩。 ロシュ・・・男 【ストーリー】 隊長『…全体整列!構え。……撃て!!』 〘グリアの声〙 〘我々は選ばれた部隊であり、最新の魔道具を扱う。この魔道具を扱えるのは我々【Liam(リアム)】だけである。〙 隊長『…そんな事では、魔獣には勝てんぞ!』 部隊全員『はい!!』 〘グリアの声〙 〘この魔道具は、見た目は銃だが……魔力があるものしか扱えない特別な作りになっている。私の時代では、滅多に出回らない品だ。〙 グリア『……くっ。』 隊長『…グリア!もっと集中するんだ!魔力が乱れてるぞ!!』 グリア『すいません、隊長!』 〘グリアの声〙 〘……私は、この部隊で、その中でも新人で下っ端だ。〙 隊長『…攻撃止め!……今日はここまで。全員、解散!』 ジュリア『…グリア。』 グリア『…うわっ、冷たっ!…ありがとうございます、ジュリア先輩』 〘グリアの声〙 〘この人は、ジュリア。私の先輩である。私を【Liam(リアム)】に誘って頂いた方でもある。〙 ジュリア『…どう?この部隊には慣れた?』 グリア『まぁ……でもまだ、先輩ほどの実力は出てません。』 ジュリア『しょうがないわよ。女は、私とグリア…2人しか居ないんだから。』 〘グリアの声〙 〘【Liam(リアム)】は、私たち以外は……大半は男ばかりだ。だから、からかわれる事もある。〙 ロシュ『…おやぁ、これはこれは……。』 ジュリア『また来たの、ロシュ。』 ロシュ『いいだろう、別によォ……そこの【出来損ない】をからかいに来ただけだって。』 グリア『……っ。』 ジュリア『ロシュ、あんたいい加減にしなさいよ……!!』 グリア『いいのよ、ジュリア。私が悪いから……。』 ロシュ『戦績優等生のはずが、【Liam(リアム)】では出来損ないとは…… 隊長もジュリアも、鼻をおられた気分だよなぁ……。』 ジュリア『ちょっと!それ以上言ったら……!!』 グリア『ジュリア、大丈夫だから……。』 〘グリアの声〙 〘ロシュの言った通りだ。私は……出来損ないに過ぎない。そう思っていた。 …あの事件が起こるまでは。〙 グリア『隊長に呼ばれた……。今度こそクビかも…。』 グリア『……失礼します。』 隊長『…よく来た。グリア…いや、グリア・ハーネスト少尉。』 グリア『…なぜ、私の本名を知っているんですか。誰にも言ってはいないのに。』 隊長『知ってるもなにも、私が君を【Liam(リアム)】に推進させたからな。』 グリア『私を誘って頂いたのは、ジュリアです。』 隊長『ジュリアに頼んだのは私だ。君は戦績優等生だが…【本来の魔力】を出していなかったからな。そこいらの奴らよりは、強くて強力な魔力がな……。』 グリア『…隊長には、バレていましたか。』 隊長『ははは……私をなんだと思っていたんだ。直ぐに分かったさ。 君は、火の魔女と言われた【アルディア・ハーネスト】の子孫。そして 唯一部隊では珍しい【氷魔法を扱う】人物であることもな……。』 グリア『…私は、やはりクビですか。』 隊長『そうとは言ってはいない。君には、任せたい任務がある。君とジュリアにしか出来ない任務がな。』 〘グリアの声〙 〘そう言って隊長は、私にポーチを渡した。いや、よく見たら巧妙に作られた銃だった。〙 隊長『場所は、折り入ってまた連絡する。しっかりと任務を遂行するように。』 グリア『はっ!』 〘グリアの声〙 〘数日後、その日は訪れた。場所は、豪華な屋敷。ここで魔獣を見つけ 駆逐(くちく)すること。それが、私とジュリアの任務だ。〙 ジュリア『にしても、わざわざ……ドレスまで用意されてるとはね…。』 グリア『そうね。この格好…動きずらいわ…。』 ジュリア『ちょっと!何してるの!!』 グリア『動きやすいように、スリットを入れてる……。』 ジュリア『だからって、ナイフを持つのは物騒よ!?』 グリア『…分かった。』 ジュリア『…さぁ、さっさと終わらせるわよ。』 グリア『…えぇ。』 〘グリアの声〙 〘私たちは、貴婦人になりすましながら……辺りを偵察していくが、どこにも見当たらない……気配も感じない。…場所が外れたのかと思っていた。〙 ジュリア『…居ないわね。』 グリア『…えぇ。どこに潜んでるのかしら……。』 ジュリア『……っ!?グリア危ないっ!!』 グリア『え……っ……。』 〘グリアの声〙 〘ジュリアは、背後からの魔獣に気付き……私を押した…。私の身代わりになってしまったのだ。魔獣は姿を消し逃げられたが……厄介なことになってしまった。〙 グリア『ジュリア!ジュリア!!』 ジュリア『……グリ…ア、私を…殺しなさい…!!』 グリア『そんな事……出来ない!!』 ジュリア『…私はもう…このまま…だと…魔獣に姿が変わってしまう…だから、そうなる…前に……。』 グリア『助かる方法…助かる方法はっ……!!』 ジュリア『……っ。』 〘グリアの声〙 〘突然、ジュリアは私を突き放した。そして銃を私に向ける。〙 ジュリア『グリア……!!グリア・ハーネスト…!!…しっかりしなさい!貴女は少尉でしょ!』 グリア『…ジュリアっ……。』 ジュリア『…貴女が…ここで撃てば、この事件は終わるの…!!』 〘グリアの声〙 〘私は、嫌々ながらも、ジュリアに銃を向けようとするが……手が震えて上手く構えられない。〙 グリア『嫌だ……ジュリアっ…!!』 ジュリア『グリア……あなたを誇りに思うわ……。』 グリア『……ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!』 〘グリアの声〙 〘次に目を覚ました時には、私は医務室に眠っていた。ジュリアは……どうなったのかは不明なままだ。〙 Fin キーワード:ファンタジー・シリアス・4人・男2・女2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『ある青年だった人の話』作者:Natal

    『君は…誰だい…?』 美しい灰色の髪に、真紅(しんく)の宝石のような瞳、色白の肌をした 唐服(からふく)の女性が橋の前に立っていた。 僕は、宮廷(きゅうてい)にある1本の大木(たいぼく)の近くで彼女を見つめた。 そんな僕を彼女は気付いたのか、僕を見つめ微笑む。 そんな時に、僕は君の名前を問いた。 彼女は、微笑みながら… 『私は、瑠花(るか)よ。貴方は?見たことない顔ね?』 そう言われた。 僕は、なにか言わないといけないと思って、 『君は綺麗だね。お嫁さんにしたいぐらいだ。』 つい、口走ってしまった。 彼女は、また微笑み…こう呟いた。 『ありがとう。そう言ってくれたのは貴女だけよ。』 そうこう話しているうちに、彼女は女官(にょかん)に呼ばれて…去っていった。 僕は、自分の名前を伝え忘れてしまった。 また会ったら、その時に自分の名前を伝えようと思った。 けどそれは叶わなかったんだ。 数日後、宮廷から出てきた彼女の姿は……まるで天女だった。 数人の兵士を連れて……火神(かしん)が居る山へと…登っていく…。 僕はその時初めて、彼女が【生贄】として嫁いで行ってしまうのだと気づいた……。 火神の住処(すみか)は、神聖(しんせい)な場所な為…【生贄】しか先を通ることは許されない。 彼女は、神聖な場所に入る前に僕に振り向いて…… 『ごめんね』…僕にはそう聞こえた気がする。 あれから数百年間、僕は…結婚もせず…独り身で暮らしている。 『彼女は、瑠花は元気にしてるのだろうか……。もし、来世で生まれ変われるなら…今度は……君を……。』 …君を迎えに行くから。待っていてくれ。 Fin キーワード:ファンタジー・シリアス・1人・男1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『繰り返す恋愛』作者:Natal

    【登場人物】 麻里(まり)・・・女。 翔太(しょうた)・・・男。麻里の幼馴染。 裕太(ゆうた)・・・男。麻里の友達。 【ストーリー】 [麻里の声] [【守るって約束したろ、__。】…夢で言われた言葉…。誰だったかな?覚えてない……。] 裕太『…麻里ちゃん?どうしたの?』 麻里『ううん、大丈夫だよ。ちょっと考え事してた…。』 裕太『…そっか。』 麻里『うん。』 [麻里の声] [裕太は、最近仲良くなったクラスの子。とても優しいんだ。あと、もう1人……] 翔太『…おい。』 麻里『…あ、翔太くん…。』 翔太『あいつには近づくなって言ってるだろ?』 麻里『何よ…。近づいたらいけないの?裕太くんは優しいよ?』 翔太『…とにかく、あいつとは…!』 麻里『しつこい!喋るのは私の自由でしょ?!』 翔太『おい、待てよ!』 裕太『……っ。』 [麻里の声] [翔太は、私の幼なじみなんだけど…優しい裕太くんを何故か、 忌み嫌っているんだよね……。裕太くんは優しいのに…。] 翔太『……ってめぇ!!ふざけんな!!』 裕太『な、なんだよ…。』 麻里『ちょっと!なにしてるの!翔太くんやめて!!』 翔太『…んだよ…!なんであいつを庇うんだよ!おかしいぞ!』 裕太『麻里ちゃん……。』 麻里『おかしいのは翔太くんだよ!なんで裕太くんばかりいじめるの!?』 翔太『……ちっ。』 裕太『麻里ちゃん、いいんだ…。僕が悪いから…。』 麻里『裕太くん…!怪我してる…』 裕太『麻里ちゃん…好きだよ…。』 麻里『……私も…。』 [麻里の声] [私は幸せだった、だって裕太くんから告白されたから……なのに、私は聞いてしまった…。それは、放課後の時の事だった。] 麻里『裕太くん、何処だろう…?』 裕太『…だよなぁ(笑)』 麻里『教室から裕太くんの声がする……行ってみよう…』 [麻里の声] [私は、裕太くんを驚かそうと…教室の扉の前に手をかけた] 裕太『…麻里のやつ、馬鹿だよなぁ。ちょっと優しくしただけで コロッと…【好きだよ】って言っただけで、【私も】なんてさ…。馬鹿だよなぁ。本当に…(笑)』 麻里『……えっ。』 裕太『翔太は、俺の正体バレてたみたいだが、【騙された方が悪いんだよ、ばーか】って煽ってやったら、本気な顔で殴りやがってよー。』 麻里『…そんな……。』 [麻里の声] [私は……、裕太くんに騙されたのだ。その時ふと……涙が溢れかえった。私はその場から居られなくなり、走り出した。] 麻里『…ううっ……なんでっ……。』 翔太『…麻里?』 麻里『翔太くん……!!ごめんなさい、私……!!』 [麻里の声] [翔太くんは、泣いている私を見て…優しく抱きついた。] 翔太『…辛かったな。』 麻里『ごめんなさい、ごめんなさい…!!』 翔太『【守るって約束したろ】。今度は、俺がお前を守るから…。』 [麻里の声] [その言葉に、ふと…【ずっと昔の事】を思い出した。そして分かった。 私が本当に好きなのは___。] 麻里『翔太……好きです…。』 翔太『やっと聞けた。待ってたよ、麻里。』 [麻里の声] [こうして2人は、後世で結ばれた。おしまい。] Fin キーワード:恋愛・日常・幼馴染・3人・男2・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『堕天使』作者:Natal 

    アリス『…面白いじゃないっ……。こんなに興奮することは無いわっ!!』 敵の軍勢は……せいぜい1万といった所かしら…。 私率いる軍勢は、その半分。不利と言ってもいいだろう……。 だが、私を甘く見るなよ。 私は剣術には長けているんでなぁ……悪いな、こんなとこで死ぬ訳には行かないんだよ。 『アリスを殺せ!!魔王に見初められた女騎士を殺せ!!』 敵の怒声が地鳴りと共に響く。 いい度胸なことだ、己の生命が消えかけてるとも知らないで……。 アリス『皆の者、よく聞け!! 我らは、幸運に満ちている。我らに全滅されるとも知らない哀れで愚かな人間を制裁する!私に続け!!全ては魔王様のために!!』 …どうやら我らの殺気に、馬たちが逃げ出したようだな。 そうだ、今までは本気など1度も出してなんかいないさ……。 人間どもより、馬の方がまだ分かるようだな。 アリス『さぁ、我らの本気を…この世の恐ろしさというものを知らしめようかではないか…!!』 そう私は、堕ちた堕天使みたいなものだ。 私は魔王様に仕える女騎士。 この私を奈落の底に落とした事…その復讐を、狂った私をその目玉に焼き移してやる。 そして後悔させてやる。 【惜しい人材を無くした】ってな。 待ってろよ。国王陛下…いや、父上様よ。 Fin キーワード:ファンタジー・シリアス・バトル・1人・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『もう知らねぇ!』作者:Natal

    【登場人物】 直哉(なおや)・・・男 玲弥(りょうや)・・・男 【ストーリー】 直哉(なおや)『なぁなぁ……。りょーちゃん……。』 玲弥(りょうや)『なに?』 直哉『なぁなぁなぁなぁ……』 玲弥『だからなんだよ!!しつこいな!』 直哉『やっぱ、なんでもない笑』 玲弥『なんだよ…。構ってちゃんかよ、キモイな。』 直哉『酷くない?え、今の言葉酷くない?』 玲弥『そうか?いつも通りだろ?』 直哉『…今すぐそのキモイを訂正しr((((』 玲弥『断る』 直哉『ぴえん』 玲弥『てか、なんでさっきから作業進んでないわけ?やれよ。』 直哉『えぇー…めんどい。』 玲弥『お前なぁ……。』 直哉『だってやる気出ないし、この部署…むさいし。』 玲弥『女が居れば、やる気になるってか?』 直哉『出来れば、こう…おっぱいがでかい人がいいなぁ…。屈んだ時にさ、こう…谷間が見えるぐらい……』 玲弥『最低だな。』 直哉『うるさい。女に飢えちゃまずいのかよ。』 玲弥『そもそもさ、そんな事言ったって行動出来ないだろ?(笑)』 直哉『そういう玲弥は、どうなんだよ。』 玲弥『…俺?俺はぁ…奥さん一途だからぁ?…この前もさぁー…』 直哉『ハイハイ。惚気は結構でーす。』 玲弥『お前、俺は仮にも【先輩】だからな!?【セ・ン・パ・イ】!!』 直哉『先輩って言ったって、たかが2ヶ月違いじゃないっすか。』 玲弥『…ほら、ダラダラ喋ってないで作業おわらせるぞ!』 直哉『はいはい、分かりましたよー。』 数時間後、定時時間。 直哉『これをこうで ……よっしゃー…終わったぁー!!』 玲弥『やっと終わったか。ほれ、コーヒー。』 直哉『あざっす。』 玲弥『あの後すぐ終わると思ってたら、あの鬼畜上司が書類増やすから…』 直哉『それな。』 玲弥『じゃあ、先に帰るわー。』 直哉『最近つれないっすねー。飲みに行きましょうよー。』 玲弥『俺は、愛するハニーが待つ家に帰るんだ、だからその腕を離せ。キモイ。』 直哉『えーっ。奥さん奥さんって……俺はどうなんっすかぁー?』 玲弥『知らねぇよ!!1人寂しく居酒屋だの行けよ!!』 直哉『ねぇねぇねぇ…りょーちゃん…こんなに可愛い【後輩】くんを置いていくのぉ…?ねぇねぇねぇねぇ……。』 玲弥『知るかよ!!離れろって!マジキモイから!!』 直哉『いやだいやだーっ。りょーちゃんが一緒に飲みに行くって言うまで離れるか!』 玲弥『お前は、うさぎか!?寂しすぎて死んじゃううさぎなんか!?』 直哉『いや俺、猪年っす。』 玲弥『そこだけマジレスすんなよ。離せよ!』 こんな事が、小一時間続いた。 Fin キーワード:日常・先輩・後輩・2人・男2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『君との約束』作者:あれん

    ~登場人物~ ♂⤑1 ♀⤑1 ✰︎宮下 愛美(みやした あみ)(♀)『43』 高校1年生・吹奏楽部・フルート奏者 ✰︎篠原 圭(しのはら けい)(♂)『36』 高校3年生・吹奏楽部部長・フルート奏者 『』⤑セリフ数 ~記号説明~ (心)⤑心の声 (N)⤑ナレーション 所要時間⤑約10分 【物語START】 宮下 愛美 「もうすぐ卒業式… …ふぅ、ちゃんと私の想いを伝えるんだ。」 ~卒業式当日~ 宮下 愛美 「篠原先輩どこかな〜?」 篠原 圭 「あれっ宮下じゃん、3年の教室の前でどうした? なんか誰かに用でもあるのか?」 宮下 愛美 「あっ篠原先輩! 先輩を探してたんです!」 篠原 圭 「えっ俺?」 宮下 愛美 「はい! …あ、あの! 今日卒業式が終わった後、部室に来てくれませんか?」 篠原 圭 「えっ吹奏楽部の?」 宮下 愛美 「はい。」 篠原 圭 「いいけどどうした? 何か相談事か?」 宮下 愛美 「いえ、先輩に伝えたい事があって…」 篠原 圭 「…分かった。 んじゃ、卒業式後吹奏楽部の部室な。」 宮下 愛美 「はい、ありがとうございます!」 ~篠原と別れ廊下を歩く~ 宮下 愛美(心) 〘はぁ、言っちゃった…緊張するな〜。 …ふぅ、頑張れ私。〙 宮下 愛美(N) 『私は宮下 愛美(みやした あみ)。 篠原先輩とは同じ吹奏楽部でよく面倒を見てもらっていた。 1年の私に優しく丁寧に教えてくれる先輩に、いつの間にか恋心を抱いていた。』 ~回想~ 篠原 圭 「新入生の皆さん初めまして、吹奏楽部部長の篠原 圭(しのはら けい)です。よろしく。」 宮下 愛美(N) 『私は小さい頃からずっとフルートを習っていた。 演奏するのが楽しくて中学校もフルート奏者として吹奏楽部に入っていた。』 篠原 圭 「俺はフルートを担当しています。 新入生の中でフルートをやりたい子はいる?」 宮下 愛美 「あっはい!」 篠原 圭 「おっ君元気がいいね! 名前は?」 宮下 愛美 「宮下 愛美です! よろしくお願いします!」 篠原 圭 「宮下さん、よろしく!」 宮下 愛美(N) 『この日私と篠原先輩は出会った。』 ~別日~ 篠原 圭 「宮下さん小さい頃からフルートやってたんだって?」 宮下 愛美 「はいそうですね、5歳の頃からやってました。」 篠原 圭 「どうりで上手いわけだ。」 宮下 愛美 「えっ?」 篠原 圭 「宮下さんのフルートは聴いていてすごく心地の良い音色だね。」 宮下 愛美 「えっあ、ありがとうございます。(照」 篠原 圭 「でもちょっと気になる部分もあったかな。」 宮下 愛美 「気になる部分、ですか?」 篠原 圭 「うん。 じゃあさっき宮下さんがやった曲を俺がやってみるから聴いてて。」 宮下 愛美(N) 『先輩は1つ1つ丁寧に教えてくれた。 言葉だけでなく実際に先輩が演奏して、おかしい所を指摘してくれた。 ただそれだけの事が、私はとても嬉しかった。』 ~別日~ 宮下 愛美(N) 『月日は経ち10月、全日本吹奏楽コンクール。 私たちは地区大会、都道府県大会、支部大会と勝ち進み見事全国大会に出場する事になった。 ものすごく大きな舞台、緊張でいっぱいだった。』 篠原 圭 「みんな、明日はいよいよ全国大会だ。 緊張するだろうが、あまり気を張り詰めず明日は思いっきり楽しもう!」 宮下 愛美(N) 『緊張していた私は先輩のその言葉に心が救われた。 …そして当日。』 篠原 圭 「みんな、よく頑張った! 今までで1番いい演奏だったよ! 宮下。」 宮下 愛美 「はい!」 篠原 圭 「あんだけ苦戦していたパート、今までで1番上手かったぞ!」 宮下 愛美 「えっほんとですか!?」 篠原 圭 「ああ。 宮下よく頑張ったな。(宮下の頭を撫でる)」 宮下 愛美 「…あ、ありがとうございます。(嬉し涙)」 宮下 愛美(N) 『そして大会の結果発表の日。』 篠原 圭 「…俺たちの学校が金賞…」 宮下 愛美 「篠原先輩、やりましたね!! …先輩?」 篠原 圭 「やっと…やっと夢が叶った…(グスッ」 宮下 愛美 「先輩…」 篠原 圭 「お前ら、本当にありがとう。(グスッ」 宮下 愛美 「…先輩がいたから、先輩がみんなを引っ張っていってくれたから、金賞をとれたんです。」 篠原 圭 「宮下…ありがとな。(ニコッ」 宮下 愛美(N) 『先輩の一生懸命なところ、みんなを思いやる心。 先輩と関わっていくうちにそんなところに惹かれていった。 でも、告白する勇気がなくて、とうとう先輩の卒業式を迎えてしまった。 もう後はない。 私は意を決して先輩を呼び出した。』 ~回想終了~ ~卒業式後吹奏楽部部室にて~ 宮下 愛美 「はぁ、どうしよう…卒業式終わっちゃったよ… 先輩に告白…ちゃんと出来るかな… あああ!!不安になってきたー!!」 ~部室のドアが開く~ 篠原 圭 「宮下ごめん待った?」 宮下 愛美 「あっし、篠原先輩!! いやっ全然待ってないですよ!!」 篠原 圭 「そう?ならいいんだけど… あっそう言えば、俺に伝えたい事って何?」 宮下 愛美 「あっつ、伝えたい事なんですけど…」 篠原 圭 「うん。」 宮下 愛美 「そ、そのー。 わ、私、先輩の事が…す、好きなんです!!」 篠原 圭 「えっ?」 宮下 愛美 「1年の私に対して、優しく丁寧に教えてくれるところ、何事にも一生懸命なところ、みんなへの思いやり。 気付いたら先輩の事を好きになっていたんです。 でも、告白をする勇気が出なくて一度諦めようと思いました。 だけど、後悔したくない、後悔するなら先輩に想いを伝えて後悔したい、そう思って今日先輩に私の想いを伝えに来ました。」 篠原 圭 「宮下…ありがとう。 まさか、お前が俺の事をそんな風に思っていたとはな(照 びっくりしたけど、物凄く嬉しい。 …でも、お前の告白は受けられない。」 宮下 愛美 「……」 篠原 圭 「…実はな俺、海外に留学するんだ。」 宮下 愛美 「えっ?」 篠原 圭 「プロのフルート奏者になりたくて、パリに行くんだ。」 宮下 愛美 「パリ…」 篠原 圭 「だから…ごめん。」 宮下 愛美 「……そう、ですか…パリ…遠いですね… 私は、先輩のことずっと、応援してます… 最後に先輩、これだけは言わせて下さい。 先輩のことずっと、ずっと好きでした。 …じゃあ、先輩さようなら。」(全体的に涙を我慢しながら) ~宮下が部室から出ようとする~ 篠原 圭 「待って!!」 宮下 愛美 「!!」 篠原 圭 「…ごめん…本当にごめん。 俺、宮下…お前の事が好きだ。」 宮下 愛美 「えっ?」 篠原 圭 「本当は気持ちを隠そうと思った。 でも、お前のそんな顔を見たら、隠すことなんて出来なかった。」 宮下 愛美 「先輩…」 篠原 圭 「宮下、俺はさっき言った通りパリに留学する。 どのぐらい向こうにいるか分からない。 すごく待たせると思う。 …それでも、俺を待っていてくれるか?」 宮下 愛美 「!! はい…ずっと、ずっと先輩のことを待ってます!!」 篠原 圭 「(微笑む) 宮下、ありがとう。 必ずお前のことを迎えに来るから。」 宮下 愛美 「…はい!」 宮下 愛美(N) 『それから2年後、私は高校の卒業式を迎えていた。 卒業式後、校門の前に見慣れた男性が1人。』 篠原 圭 「宮下、卒業おめでとう。 …迎えに来たぞ。」 END キーワード:恋愛・学園・先輩・後輩・2人・男1・女1・あれん

  • 『歪み』作者:あれん

    ~登場人物~ ♂⤑1 ♀⤑1 ✰︎アッシュ(♂)23歳『25』 快楽殺人鬼 ✰︎ミュラ(♀)??歳『16』 目玉をコレクションしている 『』⤑セリフ数 ~記号説明~ (N)⤑ナレーション 所要時間⤑約6分 【物語START】 アッシュ 「追いかけっこはもう終わりだ〜。 君はここで僕に殺される… はははっ!いいねぇその表情… じゃあ、ばいばい。 …ん?ミュラに殺されろ?誰だそいつは…ってもう聞こえないか(笑」 アッシュ(N) 『僕はアッシュ。 僕の趣味は人の絶望に満ちた顔を見ること、人の死を見ること。 人の最後程興奮することは無い…』 アッシュ 「あ〜もっと人を殺したい…いや、僕も一度殺されてみたいなー。 …ミュラに殺されろ、か… どういう奴なんだ…気になるな〜。 よしっ会いに行っちゃお♪ ミュラ、待っててね♪」 ~間~ アッシュ 「この街の路地裏は色んなやつがいるからミュラのこと知ってるやついそうだなー。よしっ聞いて回るかー。 あのー、ミュラって人ご存知ですか? あ、知らない、あーそうですかー。 では死んで下さい。」 アッシュ 「ミュラって人…あー知らない。 では死んで下さい。」 ~間~ アッシュ 「はぁ、ミュラのこと知ってるやつだーれもいないなー。 お陰で30人も殺しちゃったよ…あはっ♪ …おっ?あそこに女性がいる、あの人…いい声で鳴きそうだな〜♪ あのー、そこのお姉さん、ミュラって人ご存知ですか?」 ミュラ 「いいえ、知らないわ。」 アッシュ 「あーそうですかー。 では死んで下さ…」 ミュラ 「あなた素敵な目をしているわね。 私に頂戴?」 アッシュ(N) 『次の瞬間、右目に激痛が走った。』 アッシュ 「!? あ、あああああああ!!!!」 ミュラ 「はぁ…綺麗な目…こんな死んだ魚のような目、中々ないわ。」 アッシュ 「あああああああ!!!! お、お前…もしかして、ミュラか?」 ミュラ 「あらっ? 右目を抉られたって言うのに話すことが出来るなんて…あなた普通じゃないわね? まぁ、私を探している時点で普通の人ではないけれど。」 アッシュ 「ははっははは…会えた…やっと会えたぞ!」 ミュラ 「貴方、自分の右目を取られたって言うのにすごく元気ね。」 アッシュ 「あー俺はお前に殺されに来たんだ。」 ミュラ 「私に?」 アッシュ 「俺は人を殺すことを生き甲斐としている。 だが、殺すだけの毎日に飽き飽きして来たんだ。 そんなある日、いつも通り人を殺していたら『ミュラに殺されろ』と言われた。 それを聞いた瞬間『殺されてみたい』そう思ったんだよ♪」 ミュラ 「そう。なら他をあたる事ね。」 アッシュ 「は?」 ミュラ 「私は人を殺さないわ。」 アッシュ 「いきなり人の目を抉っておいて何言ってんだ?」 ミュラ 「私は気に入った目をコレクションするのが好きなだけよ。」 アッシュ 「は? んじゃなんでミュラに殺されろって…」 ミュラ 「大半の人が目を抉られた激痛やショックで死んじゃうのよ。 それのせいじゃないかしら。」 アッシュ 「…じゃあ僕は…君には殺されないのか…?」 ミュラ 「うーん…いつもは1つだけなんだけど、もう1つの目も抉ってあげようか? そうしたら死ねるかもよ?」 アッシュ 「…ははっ。それはいい。」 ミュラ 「じゃあ。」 アッシュ(N) 『そういうとミュラは容赦なく左目も抉った。』 アッシュ 「あああああああ!!!!」 ミュラ 「はぁ〜、やっぱこの目、綺麗だわ〜。」 アッシュ(N) 『痛い、暗い、何も見えない…なんなんだこの感じたことの無い恐怖は…』 アッシュ 「ははは、ははははは!!」 ミュラ 「気でも狂ったかしら?」 アッシュ 「ミュラ、君には感謝するよ。」 ミュラ 「え?」 アッシュ 「こんなにも痛くて恐怖を感じたのは初めてだ! ミュラ、ありがとう♪」 ミュラ 「ふふっ…あはははは!! 目を奪ってありがとうだなんて初めて言われたわ(笑 貴方面白いわね(笑 良かったらうちに来ない? それじゃ1人で暮らせないでしょう? 私が養ってあげるわ♪」 アッシュ(N) 『それから僕はミュラの屋敷で暮らすことになった。 最初は何も見えず苦労したが、今はまた1人で人を殺せるぐらいにまで戻った。 ああ、この生活も悪くない。 相手の絶望に満ちた顔をこの目で見ることが生き甲斐だったが、声だけでここまで興奮するとは… 相手がミュラだったからか?…ははっ♪ んじゃそれを確かめに、他のやつも殺しに行きますか♪』 END キーワード:叫びあり・狂気・2人・男1・女1・あれん

  • 『そこにいるだけで』作者:moon

    【登場人物】 🏹三神愛花(みかみまなか) 演劇部所属 ポニーテールが似合うスポーティメガネ女子 高2 血液型はA型 The真面目で器用何でも卒無くこなす天才肌 宇花とは幼なじみ、宇花の事は普通に好きだけど、少し羨ましく思っている一面有り ❤冬咲宇花(ふゆさきうか) 演劇部所属 ツインテールがよく似合う俗に言う美少女 高2 血液型はAB型 夢見がちな性格で幼い印象 愛花とは幼なじみで愛花の事が大大大好き 男子生徒A サッカー部所属 宇花と愛花と同じクラス 実は愛花の事が好き 先輩(女) 宇花と愛花の部活の先輩で演劇部の副部長 血液型はO型 部活はダラケ気味で部員に仕事を押し付けることもしばしば… 自分よりも可愛い宇花が気に食わない所有り 顧問の先生(性別どちらでも) おっとりした少し年配の先生 目安は40.50代くらい ーーーーーーーStar☆Tーーーーーーー 夕方の部活 ((ガヤガヤ)) 🏹私はいつもそうだった。どこのグループに入っても、最初の頃は頼られて、後から後から才能に溢れる人達の中に埋もれていく。 「愛花はいてくれるだけでいいんだよ!」 『愛花は何もしなくていいから!ありがとう!』 一見、優しく気づかってくれているように思える言葉だ。けれどそれは、-お前には才能も実力もない、迷惑だからジっとしていてくれ-と言われているようにしか聞こえなくなっていた。 🏹ハァ、、 今日も部室で私は小さくため息をこぼす。そんな私を他所に、部活の制作準備は次々に進んでいた。 ❤まーなかっ!どしたの??ため息なんかついちゃって! 🏹宇花、んーん、別に。なんにもすることないなぁって思ってボーッとしてた ❤えぇ〜何それ!(笑)今制作すっごい忙しいんだからっ!愛花も手伝ってくれなきゃ困るよ〜(๑ー̀εー́๑) 🏹でも私、「いるだけで」いいんでしょ? ❤え? 🏹何度も手伝おうと思って声掛けたし、自分でやれるかなと思った部門のとこには言ったわよ。けど、どこの制作チームも、私はいるだけでいいって。。 ❤あぁーそーいうこと?んんーっと、いるだけでいいっていうのはほら!監督、みたいな?頼りにされてるってことじゃない?作業しなくていいのって、ボーっとするの好きな宇花にとっては最高なんだけどなぁ(笑) 🏹最高って、、可愛くて、色々頼りにされてる宇花にはわかんないよっっ。…私早退するから、じゃっ。 ❤あちょっと愛花!愛花ってば!!! もぅ、どういうことよ…そもそも私、頼りにされて、ないんだけどなぁ。 🏹(スタスタスタ、立ち止まりしゃがみこむ) ハァァァァ、…私、最低だ。なんにも関係ないのに、宇花に嫌な態度取っちゃったな。。 明日、ちゃんと宇花に謝らないと。 朝 ((ガヤガヤ)) 🏹おはよー…って、ねぇなんかいつもより教室騒がしくない? 男子生徒A:おおぉ、三神(みかみ)//うーっす。あー、なんか冬咲(ふゆさき)が部活の先輩と揉めてるらしくってさ 🏹え、宇花が? ーーーーー*☼*―――――*☼*――――― ❤だから!!宇花は知らないってば!元はと言えばその資料は先輩が職員室に持っていくはずだったんじゃないですか!なんで宇花に押し付けるんです!納得いきません!! 先輩:だーから!押し付けたんじゃなくて頼んだじゃん!冬咲さんがそれを聞いてなかっただけの話なんじゃないの?! ❤知らないったら知らないです〜!大体頼んだっていつの話ですか!?そんなにはっきり宇花に頼んだって言い切るならその日のことくらい覚えてますよね?? 先輩:っっ、それは… ❤!!ほらやっぱり!覚えてない=頼んでないんですよ!宇花はなんにも聞いてないもん! 先輩:ふ、冬咲さんの記憶力の問題なんじゃないの?!成績そこまでいい方じゃないんじゃなかったっけ? ❤なっっ、先輩だと思って下手に出てたら、あんたねぇ!!! 🏹待って宇花!!先輩も落ち着いてください! 先輩:三神(みかみ)さん!! ❤愛花!! ↑ここ同時(少しズレても〇) 🏹まずはおはよう。先輩も、おはようございます。…先輩方が探してらっしゃる資料って、制作チームAの部品貸し出し表のことですよね? 先輩:そう!それだよ!なんだ、三神さん知ってたの?早く言ってよも〜(笑) 🏹いえ。先輩、ご自分で持ってますよね?その資料。 先輩:…は? 🏹先輩は冬咲に頼んだと言いましたが、その時彼女は私と話してましたし、そもそも冬咲は制作チームCのメンバーで、チームリーダーです。他チームの資料を預かる程、どのリーダーも暇ではないかと。 ❤愛花… 先輩:〜!!急に出しゃばって来て何言い出すかと思えば!!そもそも部活に来て何も出番のない人に言われたかないよ!大体証拠は?冬咲さんが持ってないっていう証拠はあるわけ!? 🏹冬咲がそもそも資料のことを知らなかったということと、先輩のあやふやな言動が何よりの証拠では? 先輩:くっ、だ、大体三神さんの言ってる事が本当かどうかだって分からないでしょ!こんな、いるかいないかも分からない、実力も何も無いから「その場にいるだけでいい」とか何とか言われて厄介払いされてるような人に!! 🏹っ!…… (愛花の声) それを言われてしまうと、私は何も言えなかった。まさに、その通りだからだ。 ❤違う!!! 🏹、先輩:??? ↑ここ愛花と先輩の2人の反応ほぼ同時(バラバラでも〇) 🏹…宇花? ❤愛花が言われてる「いるだけでいい」っていう言葉は、先輩が思ってるみたいなくっだらない理由じゃない!!愛花は言われたことはサッとこなしてくれるし、いつもまわりをよく見てくれてる!今の部長なんかよりもよっぽど部長らしくしてるよ!! 🏹っ!ちょ、ちょっと宇花! ❤「そこにいるだけでいい」って言うのは、愛花がいつも皆を明るくしてくれてるからだよ!愛花は自分の事は完璧にこなしちゃう上に他の部員の手伝いまで頑張りすぎちゃうからちょっとでも愛花に休んでもらいたくて皆言ってたの! 🏹宇花!わかった!分かったから!! 先輩:…何勝手に青春ごっこ始めてるのか知らないけど、こっちはまだ話終わってないんだけど? ❤🏹だから先輩が単に提出し忘れただけなんですって!! ↑ここ同時 🏹冬咲が仕事を怠ってない証拠は十分にありますし、自分の机の中なり、部室なりを探せば出てくるんじゃないですか!? ❤自分の失態を宇花達後輩に押し付けるのはどうかと思います! 先輩:んなっ!あ、あんた達!!自分達の学年と立場を分かって言ってんの!?言っとくけどねぇ!! 顧問:あ!いたいた!副部長〜!! 先輩:っっ!先生?! 顧問:貴方が無いって言ってた部品貸し出し表の資料のやつ部室の机の上に置きっぱなしだったみたいだよー?全くしっかりしてくださいね、副部長!! 先輩:なっ!…はい、申し訳ありませんでした。 顧問:はいはい!他の生徒ももうすぐ朝礼始まるし自分達の教室に帰りなさい!!遅れたら遅刻にしますよー! ❤ほら!!やっぱり宇花悪くないじゃんっ!も〜あったまくる〜( ˃̶⺫˂̶。)!! 🏹でも良かったじゃない(笑)無罪ってことが分かって ❤まぁね〜、あーぁ!あの副部長絶対部長にいいつけてやるんだからっ!!( `H´) 🏹ほどほどにね(笑) ーーーーー*☼*―――――*☼*――――― 放課後 🏹ハァ、…あんなの言ってくれなきゃ、わかんないよ。 ❤え、何が? 🏹〜っ!あの!私がいるだけでいいって言ってもらってる言葉の意味の話! ❤あー!あれね!…もちろん、それもあるけど、1番はほんとに言葉通りの意味で言ってたんだよ? 🏹え、それってやっぱり私は必要なi ❤そーうじゃなくって!! 🏹ジーー ❤はぁ、愛花はほんとにネガティブさんなんだから! …あのね?愛花はいつも皆を明るくしてくれるって言ったでしょ?愛花って聞き上手だし、相談乗ってくれたり優しいじゃん?だから愛花がその場にいてくれるだけで、周りが和やかになって、明るくなるって意味だったんだよ。 🏹…そんなの、考えたこともなかった。 ❤大体、テストはいっつもTOP10で、セリフ覚えるのが得意な上に機材の扱いも上手い愛花が才能も実力もないわけないじゃん!wむしろ助けられまくってるよ、宇花達。 🏹宇花… ❤ねぇ、考えたら凄くない?!愛花がいるだけでその場が明るくなって、皆の作業が捗るし、部活がもっと楽しくなるんだよ!!才能っていうか、愛花の魅力の1つだよね! 🏹宇花だって、凄いよ。可愛い上にみんなに頼りにされてる。宇花が部室に入った途端に部員達皆宇花の所行っちゃうんだもの(笑) ❤んー、宇花はまぁ、頼りにされてるっていうか、多分お喋り相手にされてるだけだと思うよ?(笑) 🏹おしゃべり相手って、何よそれ(笑) ❤今日だって、愛花が助けてくれなかったら、きっとあんなトントン話進んでないだろうし 🏹あれはどう考えても顧問の先生のおかげでしょ、結局先輩が悪かったわけだし ❤ほんっとあの先輩絶対許さないんだから!!宇花結構根に持っちゃうタイプなんだ〜!副部長がやる予定だった役の衣装すっごく可愛かったし、宇花譲って貰っちゃおうかな〜(笑) 🏹あー(笑)宇花そういうとこあったわねぇ、先輩もお気の毒に、でも確かにあの衣装宇花に似合いそうだったね、いいんじゃない? ❤ほんと??だったら双子の相手役の女の子!愛花がやってよ!! 🏹え?! ❤いーいじゃん!どうせセリフは全部頭の中入ってるんでしょ!?やろーよぉ!! 🏹いや、そりゃ確かに全部入ってるけど。 ❤宇花は愛花とやりたいの!やろーよ愛花!!今年最後の劇だよ? 🏹んんん、わかった。部長と掛け合ってみるね。 ❤ほんと!?やったぁ!!愛花大好き! 🏹あーー!もうっ!くっつきすぎ!ソーシャルディスタンス!!……全くもう、(ありがとう、宇花)←ここ小声で ❤えへへ〜!ほら!愛花!部活行こ!! 🏹はいはい、わかったわよ(笑) (愛花の声) 宇花のおかげで、私に向けられていた言葉の本当の意味を知れた。その後、今年最後の舞台は宇花と二人でダブル主人公として大成功を収め、幕を閉じた。 (少し間を開ける] (愛花の声) 雪が溶けて地面が見え、雪溶け水が日差しでキラキラしているのを見え始めた。 「あぁそっか、もう春なんだ」 ❤愛花〜!早くしないと部活始まっちゃうよ〜!ちょっとは急いでよね!新部長♪ 🏹はいはい、わかってるよ(笑)そっちこそ、足引っ張らないでよね、新副部長! (愛花の声) 今の私はクヨクヨしてた前の私と違う。 今度は「そこにいるだけで良い」人になるんじゃなくて、宇花と二人で、「そこにいてもらわないと困る」人になるんだ! 🏹(一呼吸おいてから)それでは、今日の部活を始めます。発声練習をするので、各自学年順に並んでください! ーーーーーーーーーFINーーーーーーーーー キーワード:日常・5人・男2・女2・不問1・moon

  • 『不仕合せな生活』作者:Natal

    【登場人物】 明日香(あすか)・・・女 智也(ともや)・・・男 【ストーリー】 明日香(あすか)『おはよう。よく眠れたァ??』 〘明日香の声〙 〘彼はお寝坊さんだから、私が毎日起こしてあげるの。良い彼女でしょう?〙 智也(ともや)『……いらない。』 明日香『あらダメよ、ちゃんと食べないと……』 智也『要らねぇって言ってんだろ!!!』 〘明日香の声〙 〘彼は朝は機嫌が悪いの。でもそんな所も好きなんだけど。〙 明日香『私は幸せ者ねー。貴方とこうして過ごせるもの。』 智也『…こんなの不幸だ、地獄だ。』 明日香『違うわ、ここは天国よ?』 〘明日香の声〙 〘彼は毎日、マイナスな言葉を言ってくるわ。きっと勘違いしてるのね。だって、私はこんなに幸せだもの。〙 智也『…いい加減にしろっ!!何が幸せ者だ、ふざけんな!!』 明日香『あらあら、今日はやけにご機嫌斜めね。そういう所も好きよぉ…。』 智也『お前さえ居なければ!あいつはあいつはっ…ぐふっ…!?』 明日香『貴方の恋人は私よ?あいつは違うわ。』 智也『ぐはっ!?……違う…お前はっ…恋人なんかじゃ…ぐはっ!』 明日香『アナタハワタシノモノ。ゼッタイハナサナイ、ワタサナイ。アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。』 〘智也の声〙 〘こうして俺は注射を打たれ、再び眠らされる。そして再び朝を迎える。〙 明日香『…おはよう。よく眠れたァ??』 〘智也の声〙 〘彼女は毎日、俺を起こしに来る。薬のせいで頭が痛い。〙 智也『……いらない。』 明日香『あらダメよ、ちゃんと食べないと……』 智也『要らねぇって言ってんだろ!!!』 〘智也の声〙 〘こいつの朝食は、正直食べたもんじゃない。食べたくもない。〙 明日香『私は幸せ者ねー。貴方とこうして過ごせるもの。』 智也『…こんなの不幸だ、地獄だ。』 明日香『違うわ、ここは天国よ?』 〘智也の声〙 〘こいつは狂ってやがる。俺にとっては地獄だ、何が幸せだ…!!こいつのせいで…あいつは……俺の最愛の人は…!!〙 智也『…いい加減にしろっ!!何が幸せ者だ、ふざけんな!!』 明日香『あらあら、今日はやけにご機嫌斜めね。そういう所も好きよぉ…。』 智也『お前さえ居なければ!あいつはあいつはっ…ぐふっ…!?』 明日香『貴方の恋人は私よ?あいつは違うわ。』 智也『ぐはっ!?……違う…お前はっ…恋人なんかじゃ…ぐはっ!』 明日香『アナタハワタシノモノ。ゼッタイハナサナイ、ワタサナイ。アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ。』 Fin キーワード:シリアス・狂気・2人・男1・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『Nasturtium(ナスタチウム)』作者:Natal

    【登場人物】 グリア・・・女 ロシュ・・・男 ジュリア・・・女。グリアの先輩。 【ストーリー】 [グリアの声] [あの事件から、約数年の歳月が経った。あの後…私は病院から退院し、【Liam(りあむ)】に返り咲いた。] ロシュ『ハーネスト少尉(しょうい)。おはようございます!』 グリア『おはよう、ロシュ。そんなに固くならないで。』 ロシュ『しかし…私がした事は、罰に値にします……。』 グリア『大丈夫よ、気にしてないから。』 [グリアの声] [私の魔力が開花した事で、私は後輩達の指導者になっていた。 そう、【ジュリア】と同じ立場に私がなったのだ。果たして私は、あの人みたいにできるのだろうか……?] グリア『……もはや、【人殺し】と同じ事をした私に……。』 ロシュ『…ハーネスト少尉。』 グリア『…どうしたの、ロシュ。』 ロシュ『はい、実は……ジュリア・バルツ中尉(ちゅうい)の部屋を整理していた所……この手紙とナスタチウムの花を見つけました。宛名は……』 グリア『……私?』 ロシュ『では、私は失礼致します。』 グリア『待って、あなたも居て。』 ロシュ『……わかりました。』 グリア『……愛しい後輩、グリアへ……』 【ジュリアの声】 『この手紙をグリアが読んでいる時は、きっと私は死んでるわね。 貴女を【Liam(りあむ)】に誘った時の事を覚えてるかしら? あの時、グリアは言ったわね。 【こんな私でも…周りから不気味がられた私を…誘っていいのか】って。 私は、貴女のあの言葉を放った時の瞳を覚えてる。 【必死に自分の魔力を抑えてる】そんな感じがした。昔の私に似ていたわ。 私も自分の魔力が怖い時があったわ。ちょうどグリアと同じ立場にいた時ね。 あの時怯えていた私を、貴女のお母様に…必死に慰(なぐさ)めてもらったわ。 懐かしいわ。さっきも貴女の事慰めたばっかりなのに。 ……死にたくないわね。 でもこの任務は、犠牲者(ぎせいしゃ)が出るのは当たり前のこと。 そのために私達【Liam(りあむ)】が居る。 だから、細かいことは言わないわ。ただ……。 グリア、貴女は強く生きなさい。そして、私みたいにならないで。 愛してるわ。愛しい後輩。』 グリア『……ジュリア・バルツ。……』 ロシュ『……っ。』 グリア『……うあああああ………ジュリアァ……。』 [グリアの声] [私は、ジュリアの遺志(いし)の元……強くなろうと決意した。もう怯えたりしないわ。 この【ナスタチウム】の花言葉と共に……。] Fin キーワード:ファンタジー・シリアス・3人・男1・女2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

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