【登場人物】
麻里(まり)・・・女。
翔太(しょうた)・・・男。麻里の幼馴染。
裕太(ゆうた)・・・男。麻里の友達。
【ストーリー】
[麻里の声]
[【守るって約束したろ、__。】…夢で言われた言葉…。誰だったかな?覚えてない……。]
裕太『…麻里ちゃん?どうしたの?』
麻里『ううん、大丈夫だよ。ちょっと考え事してた…。』
裕太『…そっか。』
麻里『うん。』
[麻里の声]
[裕太は、最近仲良くなったクラスの子。とても優しいんだ。あと、もう1人……]
翔太『…おい。』
麻里『…あ、翔太くん…。』
翔太『あいつには近づくなって言ってるだろ?』
麻里『何よ…。近づいたらいけないの?裕太くんは優しいよ?』
翔太『…とにかく、あいつとは…!』
麻里『しつこい!喋るのは私の自由でしょ?!』
翔太『おい、待てよ!』
裕太『……っ。』
[麻里の声]
[翔太は、私の幼なじみなんだけど…優しい裕太くんを何故か、
忌み嫌っているんだよね……。裕太くんは優しいのに…。]
翔太『……ってめぇ!!ふざけんな!!』
裕太『な、なんだよ…。』
麻里『ちょっと!なにしてるの!翔太くんやめて!!』
翔太『…んだよ…!なんであいつを庇うんだよ!おかしいぞ!』
裕太『麻里ちゃん……。』
麻里『おかしいのは翔太くんだよ!なんで裕太くんばかりいじめるの!?』
翔太『……ちっ。』
裕太『麻里ちゃん、いいんだ…。僕が悪いから…。』
麻里『裕太くん…!怪我してる…』
裕太『麻里ちゃん…好きだよ…。』
麻里『……私も…。』
[麻里の声]
[私は幸せだった、だって裕太くんから告白されたから……なのに、私は聞いてしまった…。それは、放課後の時の事だった。]
麻里『裕太くん、何処だろう…?』
裕太『…だよなぁ(笑)』
麻里『教室から裕太くんの声がする……行ってみよう…』
[麻里の声]
[私は、裕太くんを驚かそうと…教室の扉の前に手をかけた]
裕太『…麻里のやつ、馬鹿だよなぁ。ちょっと優しくしただけで
コロッと…【好きだよ】って言っただけで、【私も】なんてさ…。馬鹿だよなぁ。本当に…(笑)』
麻里『……えっ。』
裕太『翔太は、俺の正体バレてたみたいだが、【騙された方が悪いんだよ、ばーか】って煽ってやったら、本気な顔で殴りやがってよー。』
麻里『…そんな……。』
[麻里の声]
[私は……、裕太くんに騙されたのだ。その時ふと……涙が溢れかえった。私はその場から居られなくなり、走り出した。]
麻里『…ううっ……なんでっ……。』
翔太『…麻里?』
麻里『翔太くん……!!ごめんなさい、私……!!』
[麻里の声]
[翔太くんは、泣いている私を見て…優しく抱きついた。]
翔太『…辛かったな。』
麻里『ごめんなさい、ごめんなさい…!!』
翔太『【守るって約束したろ】。今度は、俺がお前を守るから…。』
[麻里の声]
[その言葉に、ふと…【ずっと昔の事】を思い出した。そして分かった。
私が本当に好きなのは___。]
麻里『翔太……好きです…。』
翔太『やっと聞けた。待ってたよ、麻里。』
[麻里の声]
[こうして2人は、後世で結ばれた。おしまい。]
Fin
キーワード:恋愛・日常・幼馴染・3人・男2・女1・Natal
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