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「」に対する検索結果が134件見つかりました

  • 『人魚の歌声』作者:Natal

    昔むかし、この美しい海では…ある話があった。 この海では……それは美しい歌声を持つ人魚が居たという……。 その人魚の声に惹かれた、1人の青年がいたそうな……彼は海軍だった。 人魚も青年に惹かれたそうな……。 しかし、世間はそれを許さなかったのさ……青年は、他の女と結婚してしまう。 人魚は、それは酷く悲しんだそうな……と思うだろ?? それは違ったのさ。 人魚は悲しむどころか、大いに喜んだんだ。 その理由は、数日後に起こった。 海岸で、男が飛び降りた。その男こそ………あの海軍の男だったのさ。 彼の遺体は、今も尚見つかってないんだ。 もしかしたら、人魚の歌声につられて飛び降りたんだろうな。 その出来事以降、この海岸で飛び降りる青年達が続出したそうだよ。 しかも、その青年達は皆……海軍の男ばかりだったそうな。 おぉ、怖い………。 だから、君も気をつけることだな。海岸には行かないことをおすすめするよ。 Fin キーワード:サスペンス・1人・不問1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『雪の華が咲く国』作者:Natal

    これはとある国ができる前の話さ。 この地域は、それはそれは豊かな地域だったそうな……。 森には、エルフ達が、水辺にはニンフ達がいたそうな……。 人間もいない平和な地域だった。 しかし……。 そんな平和は、長く続かなかったのさ。人間が攻め入ってきた……。 妖精だった彼女たちは、何もできることは出来なかった。 『ただ1人を覗いて』な。 そのエルフは、それはそれは美しい人で…皆に慕われていた。 そのエルフの名は『ルーフ』 ルーフは、1人で数万人の軍隊と戦った。得意な『魔術』を使って……。 しかし、人間もヤワじゃなかった。豊かな地域は荒れ果てていき…… 綺麗だった水辺も汚れていった。 窮地に陥った彼女は、『禁断の魔術』を使ったんだ。 それは同時に、己の肉体をも滅ぼす程の危険な行為だった。 その魔術を使い、軍隊をもろとも……醜い魔獣に変え…森の奥深く…… 奈落の底に追い出したそうな…。 こうして、戦いを終えたルーフは…… 空に舞い上がり、雪の結晶と共にこの地域に『冬』をもたらした。 彼女は、雪になったのだ。 雪は地域全体を包み込み、『永遠の雪』を降らせるようにした。 全ては、『人間により穢れた。大好きな地域を浄化させる』ために……。 以降、この地域だけは、永遠に雪が振り続ける国になった。 名も、ルーフの名を取り『ルーフレンス』と名ずけられたそうな。 この国には、ある話がある。 【昔、ルーフには正反対の魔術【炎】を扱う『双子の妹』いた。 その妹は姉の意志を継ぎ、この国を守り続けている……。 妹は、エルフやニンフ達に魔術を教えた。 そして、人間には負けない…魔術に長けた国を作り上げた。】と。 その妹の名は、【ハーネ】。 彼女もまた、強いエルフだったそうだよ。 永遠の雪国【ルーフレンス】。今でも雪が振り続ける国……。 とても興味深いと言ったところかな。 Fin キーワード:ファンタジー・1人・不問1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『夜道』作者:Natal

    『やぁ……君はぁ……迷子かい?』 突然…誰かに話しかけられた、低くくも澄んだ声が聞こえてきた。 僕は答えないまま、夜道を進んでいく。 声は、また僕に話しかけてくる。酷く優しい声で… 『僕も迷子なんだよ……一緒に出口を探そうよ……』って……。 怖いっ………怖いよ……。早く…早く帰らなきゃ……。 その声は、徐々に……僕に近づいてくる……。 早く帰らなきゃ………捕まっちゃう……。 【人狼】に捕まる前に……早く帰らなきゃ……!! 僕は、夜道を進んでいく……追いつかれないように………早く!! ……後ろから肩を叩かれる。 恐る恐る……後ろを振り向いた。後ろにいたのは……… 『なんだ、影か………良かっ……た…………。』 『……ツカマエタ……』 その後、誰も彼の姿を見ていない。 Fin キーワード:狂気・ホラー・1人・男1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『2人の狼』作者:Natal

    むかしむかし、とある山奥に2匹の狼が住んでいた。 1匹は赤い瞳をした【ルージュ】、そしてもう1匹は青い瞳をした【ブルース】。 2匹はとても仲良しだった。親はいなかったがそれなりに過ごせていた。 そんな2匹に悲劇が起きる。 人間達が、【白い狼】でもある2匹を捕らえようとしたのだ。 ルージュは逃げ延びたが、ブルースは人間達に捕らえられてしまった。 ブルースは殺されかけたが、彼の身体に変化が起きた。 太陽に照らされた彼は、人間になったのだ。いわゆる【人狼】である。 人間達は、混乱しざわめき始める。 その隙に、ブルースは逃げ出した。森深く……もっと深くへ……。 兄弟は離れ離れになった。 ルージュは、語り部となり…物語の行く末を見つめて行った。 しかし、ある魔女に出会ったことで…彼は突然と語り部を辞めた。 そして兄弟を探す旅に出た。同じ【人狼】の兄弟を……。 そして数年後、兄弟は再会を果たす。 ブルースは、完全になる人間不信になっていたが…ルージュが出会った魔女には 慣れた様子だった。 こうして、魔女と人狼の兄弟は……静かに暮らしていった。 【火の魔女】と呼ばれた魔女と【白い狼】の人狼……。 なんとも不可思議な組み合わせだが、今も暮らしてるのだろうか……? それを知ってるのは、彼らだけである。 Fin キーワード:ファンタジー・1人・不問1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『ある少女だった人の話』作者:Natal

    『君は誰だい…?』 私は、ふと顔を上げて…大木の木に登っていた青年を見つめる。 彼の服は、とても古びたしい服装をしていた。私と大違い。 そんな彼を見て、私は微笑む。 彼に名前を聞かれた。私は、微笑みながら自分の名前を言う。 もう…呼ばれることはないだろう私の名前を。 すると彼は、私を…【お嫁さんにしたいぐらい綺麗だ】と言ってくれた。 私は『ありがとう。そう言ってくれたのは貴方だけよ。』と言った。 嬉しかった。心の底から……。 いっその事、この場から連れ去って欲しかった……。 私は、宮廷の皇女…そんな事は許されない。 数日後には、火神の【花嫁】として連れていかれる身。 そして… ついにその日がやって来た。 私は純白と真紅の組み合わされた唐服と髪飾りを身につける。 私の両側には、兵士たちが並んでいる。 宮廷のもんが開き、人々が私を見つめている。その中に【彼】は居た。 彼の表情は、悲しげな表情をしていた。 私は、彼を見つめ……【ありがとう】と言った。 彼には、どう伝わったのかは…数百年過ぎた今には分からない。 【人間の彼】と違って…私は昔と容姿は変わっていない。むしろ変われないのだ。 無闇に死ぬことすら出来ない。 もし、安らかに死ねるのであれば…もう一度… 『私が、火神様との間に子供が出来て、孫も居るって言ったら…彼…驚くかな?』 …貴方に会って、お礼がしたいな。 Fin キーワード:シリアス・ファンタジー・1人・女1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『ほんとはね…?』作者:moon

    -ツンデレな幼なじみがバレンタインにチョコレートをくれました。彼女は義理だと言って渡してくれましたが本当は…?- 🍫←女の子 🤲←男の子 ーーーーーーーーStar☆Tーーーーーーーー 🍫はいこれ、バレンタインのチョコ。 🤲おーサンキュー 🍫あの、このチョコね、その。 🤲ん?…なに(ニコッ)? 🍫ほ、ほん、ほ…ぎ!義理だから!! 🤲…そっ、か。まぁありがとな!これで今年も0個回避だわ!(笑) あーー、けどさ、伝えたい事あんなら、もっと素直に、言った方がその、相手にも伝わると思うぜ? 🍫え、それってどういう… 🤲まぁ、なんというかあれだ!ちょっとした俺からのアドバイスだよ!ありがたーく受け取れよ?(笑)じゃあ、ホワイトデー期待しとけよな〜! 🍫まっ、待って!! 🤲ん? 🍫あの、さっきの、、チョコレート。ほ、本命って言ったら、どうする? 🤲…まぁその、あ、ありがたく受け取りますが? 🍫そ!そうじゃなくて。…わ、私が、君のこと好きって言ったら、嫌、ですか? 🤲……はぁぁぁ、そこは素直に「貴方が好きです、付き合ってください。」って言ってくんないわけ? 🍫えっ!!?やっ、あのそんな/// 🤲冗談だよ(笑)まぁいいけどさぁ〜ったくよぉ(笑)…嫌なわけねぇじゃん。 むしろ、俺からも言わせて欲しい。 🍫えっ?// 🤲チョコくれてありがとう、俺も君のことが好きです。良かったら、俺の彼女になってくれませんか? 🍫っ!!わ、私も!貴方が好きです!!これからも、よろしくお願いします! 🤲うんうん!上出来上出来♪ …じゃあ、これからもよろしくな?俺の彼女さん♪ Fin キーワード:恋愛・2人・男1・女1

  • 『Liam』作者:Natal

    【登場人物】 グリア・・・女 隊長・・・男 ジュリア・・・女。グリアの先輩。 ロシュ・・・男 【ストーリー】 隊長『…全体整列!構え。……撃て!!』 〘グリアの声〙 〘我々は選ばれた部隊であり、最新の魔道具を扱う。この魔道具を扱えるのは我々【Liam(リアム)】だけである。〙 隊長『…そんな事では、魔獣には勝てんぞ!』 部隊全員『はい!!』 〘グリアの声〙 〘この魔道具は、見た目は銃だが……魔力があるものしか扱えない特別な作りになっている。私の時代では、滅多に出回らない品だ。〙 グリア『……くっ。』 隊長『…グリア!もっと集中するんだ!魔力が乱れてるぞ!!』 グリア『すいません、隊長!』 〘グリアの声〙 〘……私は、この部隊で、その中でも新人で下っ端だ。〙 隊長『…攻撃止め!……今日はここまで。全員、解散!』 ジュリア『…グリア。』 グリア『…うわっ、冷たっ!…ありがとうございます、ジュリア先輩』 〘グリアの声〙 〘この人は、ジュリア。私の先輩である。私を【Liam(リアム)】に誘って頂いた方でもある。〙 ジュリア『…どう?この部隊には慣れた?』 グリア『まぁ……でもまだ、先輩ほどの実力は出てません。』 ジュリア『しょうがないわよ。女は、私とグリア…2人しか居ないんだから。』 〘グリアの声〙 〘【Liam(リアム)】は、私たち以外は……大半は男ばかりだ。だから、からかわれる事もある。〙 ロシュ『…おやぁ、これはこれは……。』 ジュリア『また来たの、ロシュ。』 ロシュ『いいだろう、別によォ……そこの【出来損ない】をからかいに来ただけだって。』 グリア『……っ。』 ジュリア『ロシュ、あんたいい加減にしなさいよ……!!』 グリア『いいのよ、ジュリア。私が悪いから……。』 ロシュ『戦績優等生のはずが、【Liam(リアム)】では出来損ないとは…… 隊長もジュリアも、鼻をおられた気分だよなぁ……。』 ジュリア『ちょっと!それ以上言ったら……!!』 グリア『ジュリア、大丈夫だから……。』 〘グリアの声〙 〘ロシュの言った通りだ。私は……出来損ないに過ぎない。そう思っていた。 …あの事件が起こるまでは。〙 グリア『隊長に呼ばれた……。今度こそクビかも…。』 グリア『……失礼します。』 隊長『…よく来た。グリア…いや、グリア・ハーネスト少尉。』 グリア『…なぜ、私の本名を知っているんですか。誰にも言ってはいないのに。』 隊長『知ってるもなにも、私が君を【Liam(リアム)】に推進させたからな。』 グリア『私を誘って頂いたのは、ジュリアです。』 隊長『ジュリアに頼んだのは私だ。君は戦績優等生だが…【本来の魔力】を出していなかったからな。そこいらの奴らよりは、強くて強力な魔力がな……。』 グリア『…隊長には、バレていましたか。』 隊長『ははは……私をなんだと思っていたんだ。直ぐに分かったさ。 君は、火の魔女と言われた【アルディア・ハーネスト】の子孫。そして 唯一部隊では珍しい【氷魔法を扱う】人物であることもな……。』 グリア『…私は、やはりクビですか。』 隊長『そうとは言ってはいない。君には、任せたい任務がある。君とジュリアにしか出来ない任務がな。』 〘グリアの声〙 〘そう言って隊長は、私にポーチを渡した。いや、よく見たら巧妙に作られた銃だった。〙 隊長『場所は、折り入ってまた連絡する。しっかりと任務を遂行するように。』 グリア『はっ!』 〘グリアの声〙 〘数日後、その日は訪れた。場所は、豪華な屋敷。ここで魔獣を見つけ 駆逐(くちく)すること。それが、私とジュリアの任務だ。〙 ジュリア『にしても、わざわざ……ドレスまで用意されてるとはね…。』 グリア『そうね。この格好…動きずらいわ…。』 ジュリア『ちょっと!何してるの!!』 グリア『動きやすいように、スリットを入れてる……。』 ジュリア『だからって、ナイフを持つのは物騒よ!?』 グリア『…分かった。』 ジュリア『…さぁ、さっさと終わらせるわよ。』 グリア『…えぇ。』 〘グリアの声〙 〘私たちは、貴婦人になりすましながら……辺りを偵察していくが、どこにも見当たらない……気配も感じない。…場所が外れたのかと思っていた。〙 ジュリア『…居ないわね。』 グリア『…えぇ。どこに潜んでるのかしら……。』 ジュリア『……っ!?グリア危ないっ!!』 グリア『え……っ……。』 〘グリアの声〙 〘ジュリアは、背後からの魔獣に気付き……私を押した…。私の身代わりになってしまったのだ。魔獣は姿を消し逃げられたが……厄介なことになってしまった。〙 グリア『ジュリア!ジュリア!!』 ジュリア『……グリ…ア、私を…殺しなさい…!!』 グリア『そんな事……出来ない!!』 ジュリア『…私はもう…このまま…だと…魔獣に姿が変わってしまう…だから、そうなる…前に……。』 グリア『助かる方法…助かる方法はっ……!!』 ジュリア『……っ。』 〘グリアの声〙 〘突然、ジュリアは私を突き放した。そして銃を私に向ける。〙 ジュリア『グリア……!!グリア・ハーネスト…!!…しっかりしなさい!貴女は少尉でしょ!』 グリア『…ジュリアっ……。』 ジュリア『…貴女が…ここで撃てば、この事件は終わるの…!!』 〘グリアの声〙 〘私は、嫌々ながらも、ジュリアに銃を向けようとするが……手が震えて上手く構えられない。〙 グリア『嫌だ……ジュリアっ…!!』 ジュリア『グリア……あなたを誇りに思うわ……。』 グリア『……ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!』 〘グリアの声〙 〘次に目を覚ました時には、私は医務室に眠っていた。ジュリアは……どうなったのかは不明なままだ。〙 Fin キーワード:ファンタジー・シリアス・4人・男2・女2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『ギムレット』作者:Natal

    【登場人物】 晴香(はるか)・・・女 雅人(まさと)・・・男 【ストーリー】 [晴香(はるか)の声] [私はあの日……貴方に出会った。こんな私を慰めて……お願い…。] 晴香『んぅ……ふぁあ……。』 雅人(まさと)『…起きた?寝坊助さん…。』 晴香『あれ、私…寝ちゃったのね……。』 雅人『そう、突然家に来て…そのまま……。』 晴香『…雅人。』 雅人『…昨日は随分酔ってたみたいだけど、またなんかあった?』 晴香『うん、まぁね…。』 [晴香の声] [彼の名前は、雅人さん。数年前に別れた…私の元旦那。] 雅人『…朝ご飯食べてく?あ、でも…すぐ帰るんでしょ?』 晴香『ううん、もう少し雅人と居たい……。』 雅人『……っ。』 晴香『…雅人?どうしたの?』 雅人『なぁ。晴香は…本当に、このままの関係でいいのか…?』 晴香『だから…そんな事言わないで……。』 雅人『…全く君は本当に…【危険な香り】をした女だな……。』 [晴香の声] [そういった彼は、私に近づき静かに口ずけをする……。彼の口ずけは、とても苦い味がした。] 晴香『…堕ちそうになるわ…貴方の口ずけは。』 雅人『俺を最初に落としたのは、君だろう…?』 晴香『…ねぇ、仕事の準備はいいの?そろそろでしょ?』 雅人『あぁ。…もう少しゆっくりでもいいかな……。』 晴香『またあの頃に飲んだ。貴方の作ったカクテルが飲みたいわ。【スティンガー】を。』 雅人『それもいいけど…もう1つ、おすすめのカクテルがあるんだ。』 晴香『…なに?』 雅人『【モヒート】だよ。意味は…【心の乾きを癒して】。』 晴香『……雅人は、私の気持ちはお見通しなんだね…。』 雅人『…そりゃ…君に堕ちた哀れな男の1人だからね。…もう時間だろ?行かないでいいのか?』 晴香『…でも私は…!まだ貴方の事が……。』 雅人『無理するな。もうわかってるから…。【最後】くらい優しく接させてくれ。』 晴香『…そうね。そろそろ行かないとね……。』 雅人『またな。晴香、また来いよ。』 [雅人の声] [晴香が家から出たあと…俺は仕事に向かう準備をする。…晴香はもう来ることはないだろう…。彼女は変わってしまった。 あの彼女を変えたのは…俺じゃない他の【男】。] 雅人『…俺があんな事しなければ、こんな気持ちにはならなかったんだよな…。本当に【哀れな男】だよな…。ははっ……。』 Fin キーワード:大人・2人・男1・女1・Natal

  • 『赤い小鳥』作者:Natal

    【登場人物】 アルディア・・・女 赤い小鳥・・・女 【ストーリー】 アルディア『…我が血を受け継ぐ者よ。その力を示せ。我はハーネが祖先、アルディア・ハーネスト。』 [赤い小鳥の声] [あの日から、彼女は私の瞳の為に……力を使った。自分の【心】を犠牲にして。] アルディア『……ただいま、赤い小鳥よ。』 赤い小鳥『母様(かあさま)、おかえりなさい!』 アルディア『私が留守の間、何も無かったかい?』 赤い小鳥『大丈夫よ!ルージュとブルースが対応してくれたから。』 アルディア『そうかい。』 赤い小鳥『母様、私お腹すいたわ。』 アルディア『分かったわ、用意するから。』 [赤い小鳥の声] [私は、目が見えない…いや、見れないのだ。私の瞳は、赤ちゃんの頃に何もかによって見れなくなってしまった。] アルディア『…さぁ、出来たよ。』 赤い小鳥『うん、分かった。…いただきます。』 アルディア『…どうだい?瞳の様子は……。』 赤い小鳥『今日ね。散歩してたら…鹿さんが死んでたの。ビクとも動かなくて【まるで石のようだった】わ。』 アルディア『そうかい……。じゃあ、後でお墓を建てないとね。』 赤い小鳥『母様は?あの【黒い竜】のところに長く居座ったんでしょ?』 アルディア『そうだね。素材はもらったから、いつでも出来るよ。お前の瞳を【元に戻す】にはね。』 赤い小鳥『これで、母様のお顔が見ることが出来るのね…!』 アルディア『……そうね。』 [赤い小鳥の声] [その言葉を言った母様の声は、少し悲しげな声がした。そして……。] アルディア『…それでは、いくよ?』 赤い小鳥『うん…。』 [赤い小鳥の声] [母様は、私に薬を飲ませて…私の瞳の周りに包んでいたガーゼを取った。母様は、私の瞳は見ず…自分の手で隠した。] アルディア『…我が血を受け継ぐ者よ。その力を示せ。我はハーネが祖先、アルディア・ハーネスト。我が【心】を【瞳】を犠牲に、この者の瞳を治したまえ。』 赤い小鳥『…【心】?瞳…?どういうこと…!?』 アルディア『…大好きよ、赤い小鳥。貴女はこれから自由になる。周りを【傷つけること】もない。』 赤い小鳥『……母様!!』 アルディア『じゃあね。愛しい小鳥よ。』 [赤い小鳥の声] [その時見た、母様の姿は……まるで炎の精のような赤い髪に、エルフのような容姿をしていた。その前までの楽しい記憶は……綺麗に消えていた。] 赤い小鳥『…母様!…あれ?ここはどこ…?』 [赤い小鳥の声] [目を開けた時、そこに母様は居なく、私は知らない町に移動していた。私だけが。] Fin キーワード:ファンタジー・感動・2人・女2 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『no title(ある女性の独り言)』作者:Natal

    『ずっと前から消えてしまいたかった』 昔は、そんな事をずっと思って過ごしてきた。 学校に居ても、家に居ても…私の居場所なんて なかったんだ。 それなのに… 君ってやつは…全く……。 私に絡んでると碌でもないことすら分かってるはずなのに。 変わってるよね。君って…。 君には色々教えてもらったよ。毎日楽しかった。 _____。 携帯のアラームが鳴る。 私、また寝ちゃったのか……んっ? そうだった… 仲良しな君は、今は私の…好きな人になった。 私はゆっくり起きる、その時 ふと、テーブルを見て……優しく微笑んだ。 君は、私のことはお見通しなんだね。 私から謝れない事も、泣き虫な所も…可愛い物が好きな事も……。 喧嘩した時や落ち込んでいる時に、君が謝りながら、必ず買って来てくれる『私の好物』も……。 君は、私を察するのが得意だ。だって…… 『テーブルの上にメモと一緒にプリンが置いてあったから』 Fin キーワード:温かい・1人・女1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『もう知らねぇ!』作者:Natal

    【登場人物】 直哉(なおや)・・・男 玲弥(りょうや)・・・男 【ストーリー】 直哉(なおや)『なぁなぁ……。りょーちゃん……。』 玲弥(りょうや)『なに?』 直哉『なぁなぁなぁなぁ……』 玲弥『だからなんだよ!!しつこいな!』 直哉『やっぱ、なんでもない笑』 玲弥『なんだよ…。構ってちゃんかよ、キモイな。』 直哉『酷くない?え、今の言葉酷くない?』 玲弥『そうか?いつも通りだろ?』 直哉『…今すぐそのキモイを訂正しr((((』 玲弥『断る』 直哉『ぴえん』 玲弥『てか、なんでさっきから作業進んでないわけ?やれよ。』 直哉『えぇー…めんどい。』 玲弥『お前なぁ……。』 直哉『だってやる気出ないし、この部署…むさいし。』 玲弥『女が居れば、やる気になるってか?』 直哉『出来れば、こう…おっぱいがでかい人がいいなぁ…。屈んだ時にさ、こう…谷間が見えるぐらい……』 玲弥『最低だな。』 直哉『うるさい。女に飢えちゃまずいのかよ。』 玲弥『そもそもさ、そんな事言ったって行動出来ないだろ?(笑)』 直哉『そういう玲弥は、どうなんだよ。』 玲弥『…俺?俺はぁ…奥さん一途だからぁ?…この前もさぁー…』 直哉『ハイハイ。惚気は結構でーす。』 玲弥『お前、俺は仮にも【先輩】だからな!?【セ・ン・パ・イ】!!』 直哉『先輩って言ったって、たかが2ヶ月違いじゃないっすか。』 玲弥『…ほら、ダラダラ喋ってないで作業おわらせるぞ!』 直哉『はいはい、分かりましたよー。』 数時間後、定時時間。 直哉『これをこうで ……よっしゃー…終わったぁー!!』 玲弥『やっと終わったか。ほれ、コーヒー。』 直哉『あざっす。』 玲弥『あの後すぐ終わると思ってたら、あの鬼畜上司が書類増やすから…』 直哉『それな。』 玲弥『じゃあ、先に帰るわー。』 直哉『最近つれないっすねー。飲みに行きましょうよー。』 玲弥『俺は、愛するハニーが待つ家に帰るんだ、だからその腕を離せ。キモイ。』 直哉『えーっ。奥さん奥さんって……俺はどうなんっすかぁー?』 玲弥『知らねぇよ!!1人寂しく居酒屋だの行けよ!!』 直哉『ねぇねぇねぇ…りょーちゃん…こんなに可愛い【後輩】くんを置いていくのぉ…?ねぇねぇねぇねぇ……。』 玲弥『知るかよ!!離れろって!マジキモイから!!』 直哉『いやだいやだーっ。りょーちゃんが一緒に飲みに行くって言うまで離れるか!』 玲弥『お前は、うさぎか!?寂しすぎて死んじゃううさぎなんか!?』 直哉『いや俺、猪年っす。』 玲弥『そこだけマジレスすんなよ。離せよ!』 こんな事が、小一時間続いた。 Fin キーワード:日常・先輩・後輩・2人・男2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『とある部署の会話』作者:Natal

    【登場人物】 同僚①・・・男 同僚②・・・男 【ストーリー】 同僚②『こんな時間になんだよ……。もしもし?あ、お疲れ様です。はいっ……はいっ…。』(アドリブ○) 同僚①『…○○、誰からだった?』 ②『えっ、上司からだよ。なんかさぁー、今度の企画案について無茶ぶりを言われてさ……。』 ①『まじかぁ……、あの人…たまに無茶ぶりを要求してくるんだよなぁ…』 ②『○○さん、確か…上司とは仲がいいんですよね?』 ①『まぁ、そうだけどぉ……(ブツブツ)』(アドリブ○) ②『お願いしますよぉー…。あの上司…何とかしてくださいよォ……。』 ①『じゃあ、交換条件な?もし、上司からの無茶ぶりがなくなったら… 期間限定販売をしている【幻のチーズケーキ】奢れよ?(笑)』 ②『え、○○さん…甘いもの好きでしたっけ?』 ①『た、たまには甘いもの食べたいんだよ!!』(アドリブ○) ②『分かりましたよ。その【幻のチーズケーキ】ですねー。』 ①『じゃあ、上司に話して来るか。(やれやれなため息をつきながら)』 ②『…今のうちに、魔法で…【幻のチーズケーキ】を…』 ①『(戻って来て)…○○ー、上司に説得してきたぞー……って、お前なにしてんの?』 ②『えっ、今【魔法で】幻のチーズケーキを取りに行こうと……』 ①『馬鹿だろ!?あのね、あの幻のチーズケーキは……魔法で取りに行くと 腐るんだぞ!?それぐらい繊細なんだよ!!』 ②『そうなんですかぁ!?それ言ってくださいよォ!!もう幻のチーズケーキ、届いたんですけど!?』 ①『責任として、○○。今からの休憩時間以内に、幻のチーズケーキを取りに行ってこい。』 ②『えっ!?休憩時間って…もう、10分もないじゃないですか!!?』 ①『そんなの飛んでいけば大丈夫だろ(笑)』 ②『まじかぁ…、○○さんも無茶ぶりを言うよn((((←』 ①『なんか言った?((圧力』 ②『な、なんでもないっす!!いってきまぁあああすっ!!』 ①『…行ったか?よし、○○が持ってきた幻のチーズケーキでもたべるかぁ…。 あいつ、単純だなぁ…』(アドリブ○) Fin キーワード:日常・ファンタジー・2人・男2・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

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