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「あれん」に対する検索結果が131件見つかりました
- 『Blue Moon(ブルームーン)』作者:Natal
龍也『なんで?』 香織『だって暑苦しいじゃない。だから嫌。冬は寄り添い合えるから好き。』 龍也『…さっきまで、2人で暑苦しい事してたのに?』 香織『それとさっきの話は違うでしょう?』 龍也『香織ちゃん、君はこんな事して…嫌じゃないの?』 香織『ダンサーだけじゃ、稼げないからやってるのよ。あんたが好きでやってる訳じゃない。』 [龍也の声] [彼女の名は、香織。訳ありで風俗で働いてる。 俺はその客なんだけど… 何故か親近感が出て、こうしてタメ口で話している。] 龍也『…はい、今月分。』 香織『いつもご贔屓にー。じゃあね。』 龍也『待って。』 香織『…なに?』 …なんでこんなに悲しんだろう。ただの【風俗嬢】と【利用客】じゃないか。] 龍也『……香織、君が嫌いだった【夏】が来たよ。』 [龍也の声] [夜道を歩きながら、夜風に吹かれる。 今でも忘れたりはしない。
- 『異端』作者:Natal
こんな日が年に一度なんで、人間って面白いね。』 朔夜『そだな。とりあえず、この場から離れるか。』 白夜『了解ー。』 [白夜の声] [俺たちは【日常】ではバレてはいけない存在。 だってそんな日じゃん。俺らみたいな格好したやつなんてどこにでも居るからな。特に【今日】はね。] 朔夜『なぁ、白夜。』 白夜『何、さくちゃん。もしかしてお腹空いた??』 朔夜『…後で先輩に怒られるの、俺なんだけど……。それに無駄な命以外は食らうなって言われてんだからな。』 白夜『そこを何とかお願いしますよォ……朔夜。』 朔夜『…あとで、俺にも食わせろよ?』 朔夜【…ねぇ、君たちさっきから俺らに着いて来て、なんなの??】 白夜【へぇ、君たち…俺たちに興味あるんだ……?】 おバカさん】】 白夜【…じゃあ、そういう事だから…】 朔夜【ごめんなぁ…。可愛い子【おバカさん達】】 [朔夜の声] [今宵は、年に一度の祭りの日。人間は仮装というものをする。
- 『Nasturtium(ナスタチウム)』作者:Natal
そんなに固くならないで。』 ロシュ『しかし…私がした事は、罰に値にします……。』 グリア『大丈夫よ、気にしてないから。』 グリア『……愛しい後輩、グリアへ……』 【ジュリアの声】 『この手紙をグリアが読んでいる時は、きっと私は死んでるわね。 貴女を【Liam(りあむ)】に誘った時の事を覚えてるかしら? 【こんな私でも…周りから不気味がられた私を…誘っていいのか】って。 私は、貴女のあの言葉を放った時の瞳を覚えてる。 【必死に自分の魔力を抑えてる】そんな感じがした。昔の私に似ていたわ。
- 『不仕合せな生活』作者:Natal
〘明日香の声〙 〘彼はお寝坊さんだから、私が毎日起こしてあげるの。良い彼女でしょう?〙 智也(ともや)『……いらない。』 明日香『あらダメよ、ちゃんと食べないと……』 智也『要らねぇって言ってんだろ!!!』 〘明日香の声〙 〘彼は朝は機嫌が悪いの。でもそんな所も好きなんだけど。〙 明日香『私は幸せ者ねー。 智也『…こんなの不幸だ、地獄だ。』 明日香『違うわ、ここは天国よ?』 〘明日香の声〙 〘彼は毎日、マイナスな言葉を言ってくるわ。きっと勘違いしてるのね。だって、私はこんなに幸せだもの。〙 明日香『あらダメよ、ちゃんと食べないと……』 智也『要らねぇって言ってんだろ!!!』 〘智也の声〙 〘こいつの朝食は、正直食べたもんじゃない。食べたくもない。〙 明日香『私は幸せ者ねー。 智也『…こんなの不幸だ、地獄だ。』 明日香『違うわ、ここは天国よ?』 〘智也の声〙 〘こいつは狂ってやがる。俺にとっては地獄だ、何が幸せだ…!!
- 『スティンガー』作者:Natal
【登場人物】 私・・・女 マスター・・・男 【ストーリー】 マスター『お客様…困ります…こんな姿勢は……。』 何故私達が、こんな風になったかって…? それは、約2時間前の事______。 そう、だったはずなんだけど……。 マスター『お客様、お召し物が濡れているじゃありませんか…!』 マスターは、私が店に入ってきた瞬間、慌てたようにタオルを手渡す。 私『ありがとうございます…。 私『…マスターって、女慣れしてるって言われませんか?』 マスター『そんな事ありませんよ。』 私『そうですか…?』 そういうとマスターは、後片付けを終えて…カウンター席に居る私の隣に座った。 私『…私、そんな時間まで飲んでしまったのね…でも、たまにはこれもいいわ。』 マスター『…結婚、なさってたんですね。私としたら失礼な事を…』 私『…いいんです。 マスター『そんなっ、そんな事できません…!』 私『…私じゃ…ダメですか…?』 マスター『……っ。』 マスターは、上体を起こし…私に口ずけをした。
- 『ゲーム』作者:Natal
真緒『なんだよ、お前。あんなにマドンナにほれてたじゃないか。』 将也『まぁな、でも飽きた。』 真緒『飽きたってなんだよ、まるで物みたいな扱いで言いやがって。』 将也『…つぎ、お前だぞ。』 将也『だからなんだよ。』 真緒『犯人、お前なんじゃないの?』 将也『…はっ…?』 真緒『俺、見ちゃったんだよね。お前があの場から逃げた所。』 将也『んなわけ……。』 将也『お前、マドンナから好み聞いたんだろ?【黒髪に右耳にピアスを開けてる人が好き】って……。』 真緒『何が言いたいんだよ!!』 将也『俺が目撃した犯人、お前に似てんだよね。』 俺、彼女と【付き合ってたから】』 真緒『俺、そんな事聞いてない…』 将也『そりゃそうだよ。【わざと】言わなかったんだから。』 真緒『なんだよ、それ……。』 けど…これは【ゲーム】だったんだ。 やっと……ゲームに決着がついた。これでよかったんだよな。〙
- 『遠い昔の話』作者:Natal
はてさて…昔、この城には美しい王様が住んでいたんだ。 彼は、とても強いに加え…頭もとてもよかった。 彼はある日、エルフの国の姫を迎え入れ…その姫を妃にしたのさ。 その姫は美しいかったが、怯えていたんだそうな……。 それもそうさ、彼女は【生贄】として差し出されたのさ、仲間にな。 可哀想な話だな。しかし王様は、彼女を蔑ろにはしなかった。 もちろん王様も夜しか外に出ない。 それでも、王様に大切にされていたのは分かっていたようだよ? それから彼女は、懸命に慣れようとしたそうだ…。王様もそんな彼女を 優しく見守ったそうだ。 敵対していたエルフの国も和解して、交友を進めたんだそうな。 そして、2人の間には後継者になる、今の陛下が生まれたそうな。 子が産まれてからも、夫婦仲は良く。 後世まで伝えるんだよ……。 キーワード:ファンタジー・1人・不問1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA
- 『堕天使』作者:Natal
こんなに興奮することは無いわっ!!』 敵の軍勢は……せいぜい1万といった所かしら…。 私率いる軍勢は、その半分。不利と言ってもいいだろう……。 だが、私を甘く見るなよ。 私は剣術には長けているんでなぁ……悪いな、こんなとこで死ぬ訳には行かないんだよ。 『アリスを殺せ!!魔王に見初められた女騎士を殺せ!!』 敵の怒声が地鳴りと共に響く。 そうだ、今までは本気など1度も出してなんかいないさ……。 人間どもより、馬の方がまだ分かるようだな。
- 『あの日』作者:Natal
1つは、浴槽に入浴剤を入れてるはずなのに、まるでサファイアのように 青く澄んだ液体が俺がどんなにすくっても浴槽に流れ続ける夢。 2つ目は、赤い鳥居が1列に並んだ場所に佇む夢。 こんな夢を見始めたのは、『街が沈没』してからだ。 俺の知っている故郷は、海の底の海底に沈んでいる。 俺達は、政府より普及されたシェルターを使い脱出した……唯一の生き残り。 俺よりしっかりしてるけど、たまにアホな事するんだよなぁ……。 夏弥『圭哉、朝ごはん出来たよ。洗濯出来ないから早く着替えてよねー。』 圭哉『へいへい…。』 夏弥『また始まったよ、兄ちゃんのわがまま。』 圭哉『うっせぇな。レトルト食品なんてこれで何日目だよ。』 夏弥『まだ1ヶ月じゃない。』 1ヶ月…俺達がこのシェルターに住み始めて、まだ【1ヶ月】なのだ。 夏弥『ん?何が?』 圭哉『…親父とお袋のこと。あと、お前の友達。』 夏弥『…だ、大丈夫!!もう引きづってなんかいないからさ!!』 圭哉『そうか。ならいいけど…。』 俺達は、四人家族だった。
- 『Lady`s dream』作者:schön Ton
真面目にコツコツと働いていれば、それなりにまともな生活を送れる、そんな環境で暮らしていたのだ。そんな私が、どうして今、こんな風にお嬢様と呼ばれ、執事なんていう大層な存在をそばに置いているのか。 オ:「こんな生活、私には耐えられないわ。私はゆったりとお茶を飲む時間よりも、忙しく汗を流しながら働いている時間の方が大好きなの」 エ:「・・・」 オ:「お父さんもお父さんだわ。 研究が身を結んだのは確かに喜ばしいことだし、爵位を頂いたのはとても凄いことだけど、だからと言って、こんな風に生活をガラリと変える必要なんてなかったのに・・・お父さんは今までの生活が嫌いだったのかしら・・・ 父:「なんだいオリビア」 オ:「お父さんの研究は、キラキラな綺麗な石もいっぱい見つかるんでしょ?」 欲しいんじゃなくて、作りたいの!そしてね、お店を開くの!たくさんの女の子がお父さんの見つけた宝石で幸せに慣れたら最高だなぁって!!」 父:「!!
- 『背負うべきものは』作者:schön Ton(シェントン)
ミ「僕にはさ、無理だったんだ。ヒーローなんて。ダメなんだよ、戦えないんだよ。こんな自分じゃ周りを危険に晒すだけなんだ。だから……(絶望し、勢いがない)」 サ「だから?だからなんだっていうの? もともと人間なんだ。母さんも父さんも、君の叔母さん叔父さんも……アラタも……みんな闇堕ち人に攫われたんじゃない、彼ら自身が闇堕ち人だった」 サ「……うん」 ミ「闇堕ち人はさ、元には戻れない。 ミ「ヒーローとしての役割を全うできない僕には生きる価値なんてない。」 サ「…何馬鹿なこと言ってんのよ。あんたにヒーローが向いてないことなんて、最初からわかってたじゃない。 アラタと約束したんだ!!みんなを救うんだって!!アラタの代わりに……そして決めたんだ。必ずアラタを助け出すって……」 サ「じゃあ、なんで死のうとなんてすんのよ!約束守れてないじゃん!!」 ミ「だから! ミ「辛いんだ!みんなからの期待が!それに答えられないことが。怖いんだ……みんなからの失望が!!今の僕にはそれに耐えることなんてできない。