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『異端』作者:Natal

【登場人物】

朔夜(さくや)・・・男


白夜(びゃくや)・・・男


【ストーリー】


朔夜(さくや)『…おっさん、ごめんなぁ…。』 白夜(びゃくや)『…さくちゃん、そっち終わったぁ?』 [朔夜の声] [ある真夜中の路地裏で、俺たちは今日も【仕事】をする。今日は特に特別だ。なぜなら…今夜は、年に一度の祭りだからね。] 朔夜『このおっさん、めっちゃしつこくてさ。俺を見ては絡んできてよー。狩って正解だわ。』 白夜『さくちゃん、残酷ー。』 朔夜『お前もな。』 白夜『じゃあ、帰りますかぁー…。はぁ、疲れたぁ…けど、今日はラッキーだね。』 朔夜『そうだね。俺らが【この姿】したってバレない日からな。』 白夜『そうそう!こんな日が年に一度なんで、人間って面白いね。』 朔夜『そだな。とりあえず、この場から離れるか。』 白夜『了解ー。』 [白夜の声] [俺たちは【日常】ではバレてはいけない存在。けど、この日だけは普段通りに歩いたって俺たちはバレない。だってそんな日じゃん。俺らみたいな格好したやつなんてどこにでも居るからな。特に【今日】はね。] 朔夜『なぁ、白夜。』 白夜『何、さくちゃん。もしかしてお腹空いた??』 朔夜『それもそうだけど……さっきから誰かに付かれないか?』 白夜『…そうだね。コスプレってやつをしてる女達だね。どうする?喰う??』 朔夜『…でたよ、白夜の雑食癖。お前なぁ、この前喰ったばっかりだろ?』 白夜『せやけどぉ……』 朔夜『いきなり訛るなよ。びっくりするだろ。』 白夜『お願い…さくちゃん。』 朔夜『…後で先輩に怒られるの、俺なんだけど……。それに無駄な命以外は食らうなって言われてんだからな。』 白夜『そこを何とかお願いしますよォ……朔夜。』 朔夜『…あとで、俺にも食わせろよ?』 白夜『…りょーかい。』 朔夜【…ねぇ、君たちさっきから俺らに着いて来て、なんなの??】 白夜【へぇ、君たち…俺たちに興味あるんだ……?】 朔夜【言っておくけど、俺らみたいな【異端】に話しかけたら、もう離れること出来ないよ。】 白夜【おっと、君は察しが早いね。でも、もう時間切れだよ。】 朔夜【俺ら、君たちみたいな若い子好きだよ。【魂の事だよ。おバカさん】】 白夜【…じゃあ、そういう事だから…】 朔夜【ごめんなぁ…。可愛い子【おバカさん達】】 [朔夜の声] [今宵は、年に一度の祭りの日。人間は仮装というものをする。でも、むやみに興味本位で話し掛けたらいけないよ……?だって、俺らみたいな【人間じゃない】やつも紛れてるからね。] キーワード:ファンタジー・2人・男2・Natal


【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA



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