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『ゾンビ街のバーガー屋さん』作者:Natal

[ナレーターの声]

[昔、世界はゾンビ一色になっていた。しかし!!ある1人の科学者のせいで、世界のゾンビ達が変異していった!…そして現在。]



キャリー「はい、こちら人肉バーガーです。ご注文どうぞー。」



ゾンビ①「…肉……ナマ…くれ…。」



キャリー「かしこまりました!Low(ロー)ですね!

料金はお持ちでしょうか?」



ゾンビ①「…これで、いい…?」



キャリー「はい、大丈夫ですよー!はい、人肉バーガー、焼き加減Low(ロー)になりマース!!」



ローの人間「え、助けて!お姉さん!!俺は食べ物じゃな……」



ゾンビ①「うまそう……ガブっ!!」



ローの人間「ぎゃああああ!!」



キャリー「ありがとうございましたー!」



[ナレーターの声]

[なんと!ゾンビ達は人間と共存し始めただけではなく

会話も多少は喋れるというのだ!]



キャリー「…はい、こちら人肉バーガーです!デリバリーですか?かしこまりました!」



[ナレーターの声]

[彼女はキャリー。人肉バーガーの店主であるが、元殺人鬼でもある。そんな彼女の人肉の調達は……。]



キャリー「…さぁ!人肉さん達!!ゾンビさんからデリバリーの注文ですよ!!」



人間①「き、キャリー。俺たちは…仲間だろ??人肉じゃない。な?」


キャリー「なーに言ってるんですか?あなた達はゾンビさんたちのご飯ですよぉ?」


人間②「…誰か…助けて!!!」



キャリー「おっとぉー。餌が逃げちゃダメ、です、よっ!!」


人間②「ぎゃあああああああああ!!」


キャリー「あ、いっけなーい!!せっかくデリバリーされてる餌だったのに、…やっちゃった☆☆☆☆☆」



[ナレーターの声]

[キャリーは、新鮮な人肉を提供するため、毎日のように仲間の殺人鬼達を生かせ、ゾンビからデリバリーが来ると、車に乗せながらゾンビ達に提供するのである]



ゾンビ②「…うまい…ニンゲン…」


キャリー「ゾンビさん!いつもご利用ありがとうございまーす!」



ゾンビ②「これ…おれい…やる…」



キャリー「まいどありがとうございます!またのご注文お待ちしております!!」



[ナレーターの声]

[キャリーが営む人肉バーガーは、ゾンビ達にとっては人気の店になっているのである。中には珍しい客も来る。]


ジョージ「やぁ、キャリー。最近はどうだい?」


キャリー「あ、ジョージさん!えぇ、繁盛してますよ!!あ、メニューはいつもので?」


ジョージ「あぁ、頼むよ。あと…これは差し入れ。ソースに最適だろ??」



キャリー「いつもありがとうございます!!…はい、人肉バーガー、ミディアムレアです✨✨」



ジョージ「ありがとう。…うーん、これこれ!!さすがキャリーだな!」


キャリー「ジョージさんのおかげですよ!いつもありがとうございます!」



ジョージ「…はぁ、ご馳走様。じゃあな、また来れたら来るな!」



キャリー「はい、ありがとうございました!」



[ナレーターの声]

[ジョージのように感染していない者も来るが、彼はカニバリストだから、人肉バーガーに通うのさ。そんな繁盛店、人肉バーガーはこれからも繁盛していく。ゾンビがいる限り……。]



キーワード:6人・コメディ・ファンタジー・Natal

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