Search Results
「あれん」に対する検索結果が131件見つかりました
- 『人魚の歌声』作者:Natal
人魚は、それは酷く悲しんだそうな……と思うだろ?? それは違ったのさ。 人魚は悲しむどころか、大いに喜んだんだ。 その理由は、数日後に起こった。 海岸で、男が飛び降りた。 彼の遺体は、今も尚見つかってないんだ。 もしかしたら、人魚の歌声につられて飛び降りたんだろうな。 その出来事以降、この海岸で飛び降りる青年達が続出したそうだよ。
- 『夜道』作者:Natal
突然…誰かに話しかけられた、低くくも澄んだ声が聞こえてきた。 僕は答えないまま、夜道を進んでいく。 声は、また僕に話しかけてくる。 酷く優しい声で… 『僕も迷子なんだよ……一緒に出口を探そうよ……』って……。 怖いっ………怖いよ……。早く…早く帰らなきゃ……。 その声は、徐々に……僕に近づいてくる……。 僕は、夜道を進んでいく……追いつかれないように………早く!! ……後ろから肩を叩かれる。 恐る恐る……後ろを振り向いた。後ろにいたのは……… 『なんだ、影か………良かっ……た…………。』
- 『Bad food』作者:Natal
興味ない恋愛なんて……。 恋愛なんてなんの意味があるのか、まるで分からない。 俺は…【bizarre food】の方が好きだ。 なんでこんな美味しいものを食べないのか、全く分からないね。 特にこの…【organ】なんて煮込んで食べると病みつきになるほど美味い。 今回の食材は、とても新鮮なものらしいな。 さぁ、君はどんな【Taste】なのかな? 楽しみだなぁ………。 俺は、【Ingredient】に分からない英語で話す。 (君はどんな味がするのかな?) What does your unborn baby taste like? (君の胎児はどんな味がするのかな?) Our child? そんなの知らないね。) You are nothing but ingredients. (お前らは、食材にすぎない。)
- 『素晴らしい「 」』作者:Natal
…ヤミコは…ただいま自殺しようと雑居ビルを訪れたのですが なんということでしょう。雑居ビルは潰れていました。 これで何回目だろう。慣れてしまった自分が恐ろしいですがね、えぇ。 そんな日々を約1年続けている。なさけないでしょ??(笑) でも私は、死ぬことしか生きがいがないのです。 わかってくれなくても結構。 こんなことを、死ぬ訳でもない人達に言ってもしょうがない。 (笑) では、皆さんさようなら。 素晴らしい人生をお過ごしください……。 Fin キーワード:狂気・1人・女1 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?
- 『2人の狼』作者:Natal
むかしむかし、とある山奥に2匹の狼が住んでいた。 1匹は赤い瞳をした【ルージュ】、そしてもう1匹は青い瞳をした【ブルース】。 2匹はとても仲良しだった。 そんな2匹に悲劇が起きる。 人間達が、【白い狼】でもある2匹を捕らえようとしたのだ。 ルージュは逃げ延びたが、ブルースは人間達に捕らえられてしまった。 なんとも不可思議な組み合わせだが、今も暮らしてるのだろうか……? それを知ってるのは、彼らだけである。
- 『削除』作者:Natal
【登場人物】 私・・・女 龍・・・男 【ストーリー】 私『人間なんか嫌いだ。こんなことになるんだったら。』 〘私の声〙 〘私はSNSをやってる際に、フォロワーさんを泣かしたらしい。理由? 龍『そういうのはな、自業自得なんだよ。お前は本来止めるべきだった。』 私『そう…私はあの時点で止めるべきだった。』 〘私の声〙 〘あの時点で、私が止めてれば…こんなことにはならなかった。 なんでそんなこと出来なかったんだ、私は……。〙 龍『お前は、昔からそうだ。自己中心的なんだ。それにお前は気づいていない。』 私『…でもっ…』 龍『でもじゃない。 そんなんじゃ何も変わらないぞ。』 私『……っ。』 龍『…僕は知ってる。君の何もかも…。だって僕は、君によって作られ…名前を与えられた。』 私『私が悪いんだ……私が悪いんだ……』 龍『そうやって追い詰める所も知ってる。それが君の本来の姿ってことも。』 私『……人間なんか嫌いだ。こんなことになるって知ってたはずなのに…。』
- 『紅い靴』作者:Natal
ダンサーになってお母さんの病気を治せる治療代を…』 母『香織。…ダンサーは辞めなさい。』 香織『でも私っ…!!』 母『貴女を…あの世界には出したくはないの…。お母さんの最期の願いよ…。』 ほんとにそれを履いて行くのかい?』 香織『うん。これを履いてる時が、1番調子がいいの。』 祖母『でもその靴は、履いたらダメだと……。』 香織『私が履きたいんだからいいでしょ!!』 『君が悪いんだっ…君が全て悪いんだ!!俺を俺をこんな気持ちにさせたお前が……!!!』 香織『貴方は誰!?私は貴方のことなんて知らないわ…!!誰かっ、誰か助けて…っ!!?』 〘香織の声〙 〘あの時、母の声に耳を傾けていれば……後輩に優しくしていれば…嫌なことをやらなければ……こんな風にならなかったのかな…? 私は赤に染まりながら命を落とす……大好きな紅い色に囲まれるなんて…私は幸せものだわ。〙 Fin キーワード:シリアス・6人・男3・女3・Natal
- 『no title(ある女性の独り言)』作者:Natal
『ずっと前から消えてしまいたかった』 昔は、そんな事をずっと思って過ごしてきた。 学校に居ても、家に居ても…私の居場所なんて なかったんだ。 それなのに… 君ってやつは…全く……。 私に絡んでると碌でもないことすら分かってるはずなのに。 変わってるよね。君って…。 君には色々教えてもらったよ。毎日楽しかった。 _____。 携帯のアラームが鳴る。 私、また寝ちゃったのか……んっ? そうだった… 仲良しな君は、今は私の…好きな人になった。 私はゆっくり起きる、その時 ふと、テーブルを見て……優しく微笑んだ。 君は、私のことはお見通しなんだね。 喧嘩した時や落ち込んでいる時に、君が謝りながら、必ず買って来てくれる『私の好物』も……。 君は、私を察するのが得意だ。
- 『鬼の姫』作者:Natal
私は、なんて幸せなのだろうと思った。けれど……そんな幸せは長くは続かない。 ある日、翁は数々の黄金を持ち帰ってきた。家が新しいお屋敷になった。 翁と媼は、身も心も変わってしまった。
- 『ワスレナグサ』作者:Natal
ルージュ『…ブルース、今日の晩御飯なんだろうな?』 ブルース『…さぁな。』 [語り部の声] [【人狼の兄弟】兄はルージュ、弟はブルース。2人は仲がいい兄弟だった。] アルディア『…ブルース、どこへ行くんだい?』 ブルース『……外に出てくる。』 [語り部の声] [そういうとブルースは、小屋から出ていった。それが悲劇の始まりだった__。 [語り部の声] [ブルースが丘で休んで居ると、物音が聞こえた。] ブルース『……だれだ!?』 アリーナ『…あっ……ごめんなさい!!』 ブルース『……人間っ!!』 そんな警戒する彼に、彼女は静かに喋る__。] アリーナ『…ごめんなさい、驚かすつもりはなかったんです。ただ、丘で休んでいたら…貴方が居たので……。』 ブルース『俺は、人間が嫌いなんだ。消えろ。』 アリーナ『…なんで…来てくれたんですか…?』 ブルース『なんでって…お前がっ……!』 アリーナ『…嬉しいっ…来てくれただけでも……嬉し……。』 ブルース『……アリーナ?おいっ!おいっ!!』
- 『Blue Moon(ブルームーン)』作者:Natal
龍也『なんで?』 香織『だって暑苦しいじゃない。だから嫌。冬は寄り添い合えるから好き。』 龍也『…さっきまで、2人で暑苦しい事してたのに?』 香織『それとさっきの話は違うでしょう?』 龍也『香織ちゃん、君はこんな事して…嫌じゃないの?』 香織『ダンサーだけじゃ、稼げないからやってるのよ。あんたが好きでやってる訳じゃない。』 [龍也の声] [彼女の名は、香織。訳ありで風俗で働いてる。 俺はその客なんだけど… 何故か親近感が出て、こうしてタメ口で話している。] 龍也『…はい、今月分。』 香織『いつもご贔屓にー。じゃあね。』 龍也『待って。』 香織『…なに?』 …なんでこんなに悲しんだろう。ただの【風俗嬢】と【利用客】じゃないか。] 龍也『……香織、君が嫌いだった【夏】が来たよ。』 [龍也の声] [夜道を歩きながら、夜風に吹かれる。 今でも忘れたりはしない。
- 『異端』作者:Natal
こんな日が年に一度なんで、人間って面白いね。』 朔夜『そだな。とりあえず、この場から離れるか。』 白夜『了解ー。』 [白夜の声] [俺たちは【日常】ではバレてはいけない存在。 だってそんな日じゃん。俺らみたいな格好したやつなんてどこにでも居るからな。特に【今日】はね。] 朔夜『なぁ、白夜。』 白夜『何、さくちゃん。もしかしてお腹空いた??』 朔夜『…後で先輩に怒られるの、俺なんだけど……。それに無駄な命以外は食らうなって言われてんだからな。』 白夜『そこを何とかお願いしますよォ……朔夜。』 朔夜『…あとで、俺にも食わせろよ?』 朔夜【…ねぇ、君たちさっきから俺らに着いて来て、なんなの??】 白夜【へぇ、君たち…俺たちに興味あるんだ……?】 おバカさん】】 白夜【…じゃあ、そういう事だから…】 朔夜【ごめんなぁ…。可愛い子【おバカさん達】】 [朔夜の声] [今宵は、年に一度の祭りの日。人間は仮装というものをする。