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「」に対する検索結果が134件見つかりました

  • 『大好きの代わりに・・・』作者:Natal

    【登場人物】 華(はな)・・・女 隆志(りゅうじ)・・・男 【ストーリー】 [華の声] [なんでこんな事になっちゃったんだろうね?何処かで間違えたのかな?] 華『…ふぁぁぁ………。……おはよう…って居ないか。』 [華の声] [隆志(りゅうじ)と別れてから、いつの間にか数日が経った。ほんとにいつも間にか……。] 華『…もう私には関係ないし。さぁて、起きよう!』 [華の声] [朝の支度をしてると、1本の電話が掛かってきた。この着メロは……] 華『…もしもし。』 隆志『…久しぶり、元気?』 華『うん。』 隆志『…あのさ、よかったらさ…今から会わない?』 華『……なんで?』 隆志『急に…会いたくなった。』 華『……っ。』 [華の声] [この声聞いてると、いつも心が揺らぐ。本当は電話なんて出たくない。けど… 別れた彼の電話番号残してるのは…何かあんのかな?] 隆志『…お待たせ、待った?』 華『…ううん、大丈夫…。』 隆志『…行こっか。華。』 華『…相変わらず、ぎこちないね。隆志は。』 隆志『相変わらず、さっぱりしてるな…華は。』 [華の声] […こんな関係、本当は嫌なんだ。それなのに、別れてからずっとこれだ。それに隆志には新しい彼女もいる。それなのに、なんで……] 隆志『…はい、ホットコーヒー。』 華『ありがとう…。』 隆志『…華はさ、最近どうなの?』 華『いつも通りだよ…変わらない。』 隆志『…そっか…。』 華『…隆志は?新しい彼女さんと仲良くしてる?』 隆志『まぁな、でもなかなか進展がなくてさ……。』 華『相変わらずだね。』 隆志『…そうだな…(苦笑)』 [華の声] […なんだろう。このモヤモヤは……ほんとに…自分が嫌だ。] 隆志『…華。』 華『なに?』 隆志『…また悩んでるんだろ?表情が硬いよ。』 華『……っ。』 隆志『…久しぶりに会ったんだから、なんか言うことがあったんだろ?』 [華の声] [そうだ…私は、彼に…隆志に言わないといけない。大事な事を……。] 華『…隆志…!私…私は…!!』 [華の声] [今なら、今なら言える!!] 華『…私は、貴方の事が好きでした!貴方の不器用な所も全部……!!』 隆志『うん。』 華『でも…今は…!あなたのことは……大っ嫌いです!!あの時、この言葉を言わなかったから、今の関係が続いてるんだ…だから……だから……。』 [華の声] [あれっ……なんでだろ…涙が止まらない。ちゃんと伝えたのに…なんで……。] 隆志『…ありがとう、俺も…。【大っ嫌い】でした。』 華『…うぁぁぁ……!』 隆志『ちゃんと伝えられたね。偉いね、華は……。』 [華の声] [そういった隆志の手は、とても暖かった。優しい人の手だ……。私は、全部好きだったんだ……彼の事が…そう思うと、また涙が止まらなくなった。] 隆志『…落ち着いた?』 華『ありがとう、隆志。』 隆志『どういたしまして。』 華『…私、帰るね。』 隆志『俺も彼女の所に帰るわ。』 華『…バイバイ、隆志。もう二度と会わないでね。』 隆志『…あぁ、バイバイ。』 [華の声] [こうして、私達は別れた。もう会うことはない。お互い別の道に行ったんだ。これでおしまい。それで、これから新しい生活がはじまる。] Fin キーワード:恋愛・感動・2人・男1・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『スティンガー』作者:Natal

    【登場人物】 私・・・女 マスター・・・男 【ストーリー】 マスター『お客様…困ります…こんな姿勢は……。』 何故私達が、こんな風になったかって…? それは、約2時間前の事______。 マスター『いらっしゃいませ……おや…。』 この店を知ったのは些細な事。 私は、会社の上司だった旦那と結婚した。 しかしある日、旦那の浮気が発覚し…喧嘩した後、外は大雨なのに外に出た。 旦那が追いかけて来る訳でもなく、1人…寂しく街中を歩いていた。 持って来たのは、スマホと財布だけ。 歩いている最中、町外れにオシャレなBARを見つけた。 私は好奇心に駆られ…店に入った。そう、ただの『好奇心』。 そう、だったはずなんだけど……。 マスター『お客様、お召し物が濡れているじゃありませんか…!』 マスターは、私が店に入ってきた瞬間、慌てたようにタオルを手渡す。 私『ありがとうございます…。お優しいんですね…。』 マスター『いえ…、当然の事をしたまでですよ…。ただ今、暖かいお飲み物をご用意致します…。お好きな席におすわりください。』 そういって、マスターはカウンターに戻って行った。 私は、カウンター席の真ん中に座り…店内を見渡した。 とても豪華…とはまではいかないが、綺麗にされている。 今まで旦那に、BARには行くなとかなんか言われていたから何故か新鮮な気持ちになる。 それに、今日は雨が降ってるから……お客も居ない…。 マスター『お待たせ致しました…』 しばらくして、マスターが暖かいコーヒーみたいなのを出した。 私『…これは…?』 マスター『こちら、【アイリッシュコーヒー】でございます。【角砂糖】の上に【コーヒー】を注ぎ、【ウィスキーで満たした】生クリームを浮かべた。暖かいお酒です。』 私『初めてみました…。でも、お代が……。』 マスター『こちらはサービスさせていただきます。お代は結構です。』 私は、マスターの微笑みに安堵した気持ちになった。 でも、サービスさせてもらったものの、申し訳ないので…他のも頼むことにした。 服がある程度乾いたので、お貸ししてもらったタオルを手渡し マスターに聞いてみる。 私『マスター、おすすめのカクテルが飲んでみたいのですが……。』 マスター『かしこまりました。』 そういうとマスターは、何か作り始める。 カクテルを作っているマスターの真剣な表情は……まるで引き込まれるほどに 美しかった。 マスター『…お待たせ致しました。こちら…【スティンガー】でございます。』 私『ありがとうございます。……うんっ、爽やかですね…。』 マスター『ありがとうございます。』 正直、私はお酒は得意ではない。けど…今日はなにもかも忘れたい気分だし 【今日だけ】なら…いいよね。 こうして、ゆっくりと…いつもと違う優雅な時間を過ごしていた。 しばらくして…その沈黙は、マスターの一言で切られた。 マスター『…お客様は、【スティンガー】の言葉の意味、ご存知ですか…?』 私『どういう意味なんですか?』 マスター『【スティンガー】の意味は…』 そういうと、マスターは、カウンター越しに私の髪を触り……口ずけをする。 マスター『…【危険な香り】という意味ですよ……』 私『……っ!?』 私の心は……まるで媚薬を飲まされたように、熱くなった。 お酒のせいかしら……? マスター『…どう致しましたか?頬が赤いですよ…?』 私『…マスターって、女慣れしてるって言われませんか?』 マスター『そんな事ありませんよ。』 私『そうですか…?』 そういうとマスターは、後片付けを終えて…カウンター席に居る私の隣に座った。 私『お店…いいんですか?』 マスター『大丈夫ですよ。そろそろ閉店時間ですから…。』 マスターに言われ、店内に飾ってある時計を見る。 時間は、真夜中になっていた。 私『…私、そんな時間まで飲んでしまったのね…でも、たまにはこれもいいわ。』 マスター『…結婚、なさってたんですね。私としたら失礼な事を…』 私『…いいんです。どうせ、旦那はどうも思ってないですから…』 マスターは、私の落ち込む姿を見て…申し訳なかったのか 持ち場に戻ろうとした。 けど、何故だろう…。私の身体が勝手に動いて…マスターを押し倒した。 で、今に至るわけ。 私『マスター…私を連れ去ってください…。』 マスター『そんなっ、そんな事できません…!』 私『…私じゃ…ダメですか…?』 マスター『……っ。』 マスターは、上体を起こし…私に口ずけをした。 マスター『私もどうやら…貴女に酔ってしまったようだ……』 2人は再び、口を重ねる。 店内では、私のスマホの着信音だけが響いた……。 Fin キーワード:恋愛・大人・2人・男1・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『あの日』作者:Natal

    【登場人物】 圭哉(けいや)・・・男 夏弥(なつみ)・・・女。圭哉の妹 【ストーリー】 圭哉(けいや)『…まただ。』 俺は何度も同じ夢を見る。かれこれ…2年程ぐらいだろうか。 どれも不思議で不気味な夢ばかりだ。 1つは、浴槽に入浴剤を入れてるはずなのに、まるでサファイアのように 青く澄んだ液体が俺がどんなにすくっても浴槽に流れ続ける夢。 2つ目は、赤い鳥居が1列に並んだ場所に佇む夢。 3つ目は………忘れてしまった。 こんな夢を見始めたのは、『街が沈没』してからだ。 俺の知っている故郷は、海の底の海底に沈んでいる。 俺達は、政府より普及されたシェルターを使い脱出した……唯一の生き残り。 今は、荒れ果てた地でシェルターを家代わりに使って過ごしている。 このシェルターのメリットと言えば、二人入っても余裕の広さに加え WiFi設備、家具備え付き、シャワーも付いている事だ。 デメリットは、食料はしけたクッキーだけ。 俺達は、万が一の為に食料を溜め込んでいたから、不幸中の幸いとでも言っておこうか。 夏弥(なつみ)『おーい、圭哉。起きたのー?起きたなら手伝ってよー。』 こいつは夏弥。俺の妹。 俺よりしっかりしてるけど、たまにアホな事するんだよなぁ……。 夏弥『圭哉、朝ごはん出来たよ。洗濯出来ないから早く着替えてよねー。』 圭哉『へいへい…。』 夏弥『全く、寝起き悪いのは父さん譲りだよねぇー。』 圭哉『…うっせぇ。』 俺は、瞼を擦りながらベッドから下りる。正直、ベッドの寝心地は悪い。 水も貴重だから、洗濯もシャワーもあまり浴びることも出来ない。 沈没した事で、水道水も電気も…当然ガスもないのだが、 ありがたい事に、政府より提供されたこのシェルターには、ガスも電気もある。 水は、雨水を使わないといけないけどな。 夏弥『さぁ、食べよう?』 圭哉『…また、レトルトかよ…。他にも食材あったろ?』 夏弥『また始まったよ、兄ちゃんのわがまま。』 圭哉『うっせぇな。レトルト食品なんてこれで何日目だよ。』 夏弥『まだ1ヶ月じゃない。』 1ヶ月…俺達がこのシェルターに住み始めて、まだ【1ヶ月】なのだ。 当然、慣れてないから…、夏弥はそこまで無駄な時間は使いたくないらしい。 圭哉『…ご馳走様でした。』 夏弥『お粗末さまでした。』 圭哉『…なぁ、もう大丈夫なのか?』 夏弥『ん?何が?』 圭哉『…親父とお袋のこと。あと、お前の友達。』 夏弥『…だ、大丈夫!!もう引きづってなんかいないからさ!!』 圭哉『そうか。ならいいけど…。』 俺達は、四人家族だった。 専業主婦のお袋と、システムエンジニアの親父。何気ない普通の家庭だった。 【あの日】までは。 2045年5月…【自然災害】が起き、国全体が沈み始めたのだ。 俺達は、親父が開発した【政府より提供した】シェルターに避難した。 【俺達】だけ……。 それを悔やんでなのか、夏弥は持ち前の明るさが消えていってしまった。 何より最悪だったのは、1568万個用意されていたシェルターのうち…… 残ったのは、【俺達が乗ったシェルター】だけだった。 幸運なのか不幸なのかは、よく分からない。 親父もお袋も居ないこの地で、俺は妹を守らないといけない。 これからも続くであろう【自然災害】から。 Fin キーワード:日常・家族・2人・男1・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『Abomination dearg(アボミネーションディアーグ)〔赤色の忌み子〕』作者:Natal

    【登場人物】 ディアーグ・・・女 アントラ・・・男 裁判官・・・男 【ストーリー】 【これより判決を言い渡す。汝…ディアーグを……】 [少女の声] [私には名前がない。だから、みんなには【ディアーグ=赤】と言われ続けた。みんなは私を【魔女】だの【忌み子】と罵倒した。私はただ…けど、もうそんな罵倒されてきた世界とさよならするんだ…。これで……] 【…魔女裁判にかける事を言い渡す。】 [少女の声] [観衆の声が唸りを上げている。みんな私の事なんて………。] アントラ『……異議あり。』 少女『……え?』 【誰だね?君は……異議ありとはどういう訳か。】 アントラ『異議もなにも…こんな幼子を魔女裁判してどうするんですか?それに彼女が魔女である根拠でもおありですか?』 [少女の声] [そういうと彼は、裁判されている祭壇から身を乗り出し…縄で縛られている私を抱き抱えた。] 少女『…あ、あのっ…。』 アントラ『…君を迎えに来たんだ。こんなところは君の【居場所】ではない。』 【貴様!何をする!今すぐその子を離すんだ!!】 [少女の声] [観衆の声がざわめき初めている。まるで炎が燃え上がるかのように。] アントラ『…金か?金ならあるぞ。持っていけ!!』 [少女の声] [そういうと彼は、袋に入っていた大量の金貨をばらまいたのだ。観衆は我先にと手を伸ばしていき、奪い合っていく。その隙に、私たちは観衆の中に入り込み逃げ込んだ。] 少女『あのっ…これは……』 アントラ『…あぁ、君にその縛るものは要らないな。』 少女『そうじゃなくて……私を【買う】んですか??私は………。』 アントラ『買うんじゃない。君を迎えに来たんだ…【家族】としてな。』 少女『それはどういう………?』 アントラ『……後々分かるさ、私に着いてくればね。』 【待てっ!!追いかけろ!!】 少女『私を置いていってください!私は忌み子なんです!!この世界にいちゃいけないんです。』 アントラ『忌み子がなんだ。そんなこと…【今は】関係ないだろ。それに…君は…【私が愛おしいほど好きだった人】に似てるからな。』 [少女の声] [彼の声は、まるで子守唄のように優しい声がした。そして…私は眠りについてしまった……。彼に抱えられたまま…。] アントラ『…少しだけ眠っていてくれよ。ディアーグ色の少女。次に起きた時には……屋敷に居るからな。』 Fin キーワード:ファンタジー・シリアス・3人・男2・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『記憶喪失した令嬢と執事風公爵』作者:Natal

    【登場人物】 愛恋(あれん):女 レアン:男 【ストーリー】 [愛恋(あれん)の声] [これは私の転生した話。あれは……転生したての頃の事。] 愛恋『イテテ……しり打った……尻もちついたかもしれない……。あれ…?ここは…?』 [愛恋の声] [私は確か……電車のホームに落ちたはずなのに…血もでてない。しかもこの格好……] レアン『お嬢様ーっ!どこにいらっしゃるのですか!?』 愛恋『…誰か探してるな……私には関係ないし……。』 [愛恋の声] [その時、立ち上がった私の所に…誰かが私の手を引く。] 愛恋『…キャッ!!?』 レアン『…探しましたよ!アレーナ嬢、何処にいらっしゃったのですか!?』 愛恋『アレーナ嬢?…えっ、どなたですか?』 レアン『どなたって…私の事をお忘れですか?』 [愛恋の声] [その時、彼は…私の手を引き……そっと跪(ひざまず)く] レアン『あの日、お互いに誓いを交わしたではありませんか。』 愛恋『えっ、誓い!?記憶にございません…。 』 レアン『さぁ、今日こそ…貴女からの返事を聞かせて下さい。』 愛恋『えっ、返事!?』 レアン『…本当に…忘れたのですか?』 愛恋『…貴方だれ!?ってか、ここどこですか?』 レアン『では改めて…。…私は、レアン・グリードと申します。貴女の許嫁ですよ。この場所は、貴女の庭にある森ですよ?』 [愛恋の声] [許嫁!?初耳なんですけど!?ってか…顔がいいな、こやつ…] レアン『もう数年の歳月が経ちました…。さぁ愛の誓いを!!』 愛恋『えっ、いやいや…さっき記憶にございませんって言いましたよね!?聞いてました!?ってか、その格好はなんですか?!』 レアン『これは、執事の格好ですが?』 愛恋『なんで、執事の格好!?』 レアン『貴女が、この格好で来てくださいって仰ったんじゃないですか!』 愛恋『…初耳なんですけど……。』 レアン『…本当に記憶がないのですね…』 愛恋『はい……。』 [愛恋の声] [その時、突然彼は。私をお姫様抱っこをし…こう言った。] レアン『では、初めから言わせていただきます…。数年の歳月を待ちましたが …アレーナ嬢…必ずまた貴女を落としてみせますよ。』 愛恋『…えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?』 [愛恋の声] [こうして、彼による猛アタックが始まったのである。それはとてもしつこいほどに。] ……To be continued? キーワード:恋愛・ファンタジー・2人・男1・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『ポピーが咲いた』作者:Natal

    【登場人物】 七海(なつみ)・・・女。 辰哉(たつや)・・・男。七海の幼馴染。 香澄(かすみ)・・・男。七海の幼馴染。 【ストーリー】 [七海(なつみ)の声] [これは私が、2人の幼馴染に迫られる話です。きっかけは、高校時代に遡る。] 辰哉(たつや)『あ〜…暑っつい…!!もうヤダ!帰りてぇ!!』 香澄(かすみ)『おいおい、まだHR終わったばっかりだそ?放課後まで我慢しろよ…。』 辰哉『そもそも!なんでこんなクソ暑い時に、教室のクーラー壊れてるわけ!?』 香澄『俺に言われても知らねぇよ。』 辰哉『…いいよなぁ、隣のクラスはさー。クーラー効いててさぁ…。』 香澄『それは分かる。』 辰哉『七海のクラスが羨ましいぃ……。』 香澄『だよなぁ……。』 七海『…私がなんだって?』 辰哉『だからー、七海のクラスはクーラー効いてて羨ましいなぁ………って!?』 香澄『七海、おはよう。次は移動なんだね教室。』 七海『うん。理科室に移動するところ。……2人は?』 辰哉『俺らは、こんなクソ暑い時に体育だよ!』 香澄『そうなんだよなぁ。プール壊れたから体育館とか有り得ないだろ…。』 辰哉『それなー。』 七海『2人ともどんまい(笑)頑張ってねー。』 辰哉『うぃー。』 香澄『また後でね。』 [七海の声] [辰哉と香澄は私の幼馴染。いつもああだけど仲良くつるんでる。私が何かあった時にいつも心配してくれたのは、いつもあの2人だった。] 【放課後…】 辰哉『おっしゃー、終わったー!!』 香澄『あのさ、辰哉。ちょっといいか?』 辰哉『なに?まさか俺に惚れた?!』 香澄『ちげぇよ!男なんかに惚れてどうすんだよ!しかもお前なんかに。』 辰哉『…地味に傷付いた。後でアイス奢れよ!』 香澄『なんでそうなる…って、俺の話聞いてくれよ!』 辰哉『…嫌だね。どうせ七海の事だろ?俺もあいつの事、好きだから相談なんか受けねぇ。』 香澄『そっか………えっ?!』 辰哉『好きなんだろ?七海の事…【恋愛対象】としてさ。』 香澄『うん。辰哉もか……?』 辰哉『最初は、諦めようと思ったんだけどさ……。やっぱり、お前に取られるくらいなら諦めたくねぇって思った。』 香澄『そうか。なら、俺も諦めたくねぇな。』 辰哉『そうこなくちゃな。』 七海『…あ、2人とも!もう放課後過ぎたよ!帰ろう!!』 辰哉・香澄『……七海!!』 七海『…どうしたの?2人して(笑)』 辰哉『七海は、俺たちの事………どう思ってんの?』 七海『えっ?友達として頼りにしてるよ?』 香澄『そうじゃなくて……【恋愛対象】としてどうなの?』 辰哉『どうなんだよ、七海。』 七海『…じゃあ、2人は…私の事好きなの?』 香澄『俺は、辰哉に負けないぐらい…七海の事が好きだっ。』 辰哉『俺も、香澄に負けないぐらい好きだっ。』 七海『…えっと……。』 [七海の声] [いつもふざけてる2人が…顔を赤らめて、私に告白してきたのだ。2人とも【友達】として好き。けど2人は………。] 辰哉『七海。俺と香澄……どっちが好きなんだ?』 香澄『もちろん。』 辰哉・香澄『俺、だよね?』 七海『…えぇぇぇぇぇぇ…!?』 [七海の声] [これが、まさか私の争奪戦の始まりとは知りもしなかったのである。] Fin キーワード:恋愛・日常・幼馴染・3人・男2・女1・Natal 【Natalの台本集】→https://writening.net/page?K7rDDA

  • 『マラソン』作者:moon

    【登場人物】 🏃駿太(しゅんた) 高2 男 B型 身長162cm 人懐っこい性格でいわゆるワンコ系男子 極度の運動音痴。名前だけ見て足が早いと勘違いされがち 得意な運動→縄跳び 苦手な運動→その他全部 👟翔(かける) 高2 男 O型 身長179cm 高身長イケメン よく言えば爽やか、悪くいえば少しナヨっとしてる。顔は良いので女子が群がる。 実は少し熱血な1面も…? 足が長い割に駿太と同様、極度に足が遅い 得意な運動→球技系 苦手な運動→走る系全般 ✏️先生(性別どちらでも) 身長165cm AB型 駿太と翔の学年の体育担当の先生 趣味 生け花 得意な運動→持久走と少林寺拳法 最近の悩みは生徒の駿太に身長を抜かされそうなこと ーーーーーーーーStar☆Tーーーーーーーー 🏃ハァハァ(息切れ)くっそ、なんで三学期の体育は毎年わざわざマラソンなんかさせるんだよっ!!ハァァ..ったく、あ、あの前にいるの翔か...よし、翔〜〜! 👟ハァハァ(息切れ)駿太?走ってる時に話しかけないでよ、俺が走るの苦手なの、知ってるだろっ! 🏃俺だって苦手だよ、むしろ、お前より苦手だよ(笑)なぁちょっとペース落として話しながら走ろうぜ! 👟ったくもう、しょうがないな 🏃そういえばさ、俺ら陰で体育の先生達になんて言われてるか知ってるか?名前だけなら足速そうコンビだってさ(笑) 👟フッ(笑)まさにその通りとはいえそれはちょっと悔しいなぁ、というか急に笑わせんなよ!余計走りにくくなるじゃんか!(笑) 🏃わりーわりー(笑)けど俺、お前と走ってたらなんか楽になってきた気がするわ!なんか陰で言われてんの今思えばちょっとムカつくし最後のひと踏ん張り、本気出して2人で一緒にゴールしねぇ? 👟駿太…確かに、それもそうだな!(笑) じゃあこのまま一緒にゴールしようぜ!俺も駿太となら走れる気がしてきたわ!! 🏃おう!あと少し、かはわかんねぇけど走りきるぞ! 👟おう!あ!ゴール見えてきた! 🏃おぉ!よし、これであと残rっうわ!!(つまづいてコケる) 👟っ!!駿太! 🏃いってて…翔!俺に構わず先に行けっ!! 👟っ!でも、一緒にゴールしようって! 🏃大丈夫だ!お前になんて、すぐ追いついてやるよ!!行け!翔!! 👟くっ…ごめん駿太!俺、お前のこと忘れねぇよ!! 🏃ったく、大袈裟なんだっつぅの!(笑) (立ち上がりながら) ✏️翔 タイム、4分12秒! 👟駿太ごめん、ごめんなっ!俺はお前が走ってる間も応援し続けるからな!! 🏃あいつ(笑)自分もまだ走らなきゃならねぇのに…ってえぇ!?は!おま、ゴール!!? ✏️ほら駿太ー!!あとは君1人だけだぞー!名前だけ足速そうコンビの翔も4分台にゴールできたんだから、頑張れ頑張れ〜! 👟駿太っ!大丈夫だ!お前ならあと1周くらい頑張れる!!俺がついてるぞー!なんならゴールまでついてってやるからなぁぁ!! 🏃くっっそぅ、翔のやつ!あいつもあと1周あるんじゃないのかよ!俺のあの時のこけた痛みと友情に浸ってた時間を返せ〜!! ✏️喋りながら走ると余計辛いぞ〜!馬鹿なこと言ってないで、とっとこ走れ〜駿太ー! 🏃くっそぉぉぉーー!!なんでこうなるんだよぉぉぉ!!!! ーーーーーーーーーFINーーーーーーーーー キーワード:コメディ・2人・男2・moon

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  • 『月明かり』作者:のどか

    登場人物 ゆうこ(女) 子供(女) ゆうこの母(子供と兼役も可) 〈story〉 ゆうこ:これは、私がとある初夏の夜に、不思議な体験をしたお話。この日私は大学時代の友達と女子会をやってたんだけど、うっかり終電を逃しちゃって。それで、家まで歩いて帰ろうとしてたら、土手に女の子が体育座りしてたの。電車もない時間に女の子が外に1人で居るなんて、心配じゃない?だから声を掛けてみることにしたんだけど...。 ゆうこ:ねえ、あなた...こんな時間に何してるの? 子:...え、もしかしてあたしに言ってる?あたしが見えるの? ゆうこ:うん、見えるけど...ってまさかあなた幽霊!? 子:えへへ、実はもう死んでるんだよね。 ゆうこ:なるほど、だから裸足で体育座りしてたのね...っていやいやだから!私今まで霊的なの見えた事ないのになんで見えるのよ!? 子:それは私にもわかんないよ。お姉さん初めて見る人だもん。生前の記憶にもないし。 ゆうこ:霊ってやっぱり生前の記憶あるもんなの? 子:なんとなく覚えてるよ。まあ、自分が覚えてない出来事がどのくらいあるかなんてわかんないんだけどね笑 ゆうこ:それもそっか。ていうか、成仏しないの? 子:それが、何故か出来ないんだよね〜。 ゆうこ:え?ああいうのってそろそろ時間が来たみたいだ、とか言いながらふわふわ〜っと空に登ってくんじゃないの? 子:ああそれフィクション。ソースは私! ゆうこ:フィクション!? 子:ま、死んだことない人が成仏シーンを書こうとしたらそんな演出にもなるよね〜。 ゆうこ:は、はあ...。 子:てなわけで、ここ2年くらい目的無く地上をさまよってるかなぁ。 ゆうこ:そんなに!?それに目的も無く、って...。 子:そうなの。あたしもね、死ぬまでは成仏出来ないのはこの世に未練があるからだって思ってた。けど実際死んでみたら全然そんな事ないの。もう一度会っときたいほどの親友が居る訳でもない。突然あたしが消えて立ち直れずにいる彼氏が居る訳でもない。家族だって、あたしが居なくなっても、今はもう前を向いてる。未練なんて無いと思うんだけどなあ...。 ゆうこ:なるほどねぇ...。 子:私的には、この世で誰にも気づいて貰えない幽霊で居るよりは、そろそろ天国に行って楽しく過ごしたいんだけどさ笑 ゆうこ:思い当たる節はもう無いの?思い出の場所とか。 子:覚えてるものは一通り回ったよ。幽霊って凄いんだね、疲れないし眠くもならないの。 おかげで2週間で関東全域制覇出来ちゃった笑 ゆうこ:それでも成仏出来ないんだ...。 子:ところでさ、お姉さんはこんな時間にこんな所で何してたの? ゆうこ:ああ、私?友達と飲んでて終電逃したから歩いて家に帰ろうとしてたとこ。 子:いいなぁ、飲み会とか行ってみたかったかも。 ゆうこ:やだ、もしかして未成年? 子:え?うそ、そんなに若く見えるぅ?生きてれば来月24になってたよ? ゆうこ:ほんと?若すぎない...?高校生くらいに見えてたわ... 子:そういうお姉さんはいくつ? ゆうこ:女性に年齢聞く時は気をつけなさい?まあいいわ、今年28。 子:あ、まあまあいい歳だ。 ゆうこ:なんですって?? 子:あはは、ごめんなさーい ゆうこ:全く...ねえ、どうせ暇なら朝まで話さない?私明日は仕事休みだし。 子:いいね〜。話そ話そ!じゃあまず手始めに軽く自己紹介と、恋バナは必須で! ゆうこ:ほんっと若い子って恋バナ好きね笑いいよ、付き合ってあげる。 ゆうこ:(ナレーション風に)こうして話し始めてどのくらい経っただろう。月はとうの昔に沈み、いつの間にか、東の空が少しずつ明るくなってきていた。 ゆうこ:すごく気が合うね! 子:それな!昔から友達だったみたい! ゆうこ:今日がはじめましてなのにね! 子:実はゆうこちゃんと知り合いだったのかな? ゆうこ:ふふ、なんか有り得そうだよね、でもかなみちゃん、私のこと覚えてないんでしょ? 子:うん。 ゆうこ:だよね〜、私も心当たりないもの。さてと、そろそろ家に帰ろうかな。あ痛たたた、ずっと地べたに座ってたから腰が痛い...また今度ゆっくり話そうね!...って、え!ちょっと! 子:ん?何?どうかした? ゆうこ:どうかしたも何も、かなみちゃん透けてきてるよ! 子:え!?まじ!?...まじじゃん。 ゆうこ:なんでまた急に...。あ、もしかしてさ... 子:なになに? ゆうこ:さっきは未練なんて無いって言ってたけど、本当はこのままじゃ寂しくて、心の奥底で成仏を拒んでたんじゃない? 子:え? ゆうこ:特定の誰かが恋しくて成仏出来なかったんじゃなくて、実は誰かともう一度思いっきり話したくて成仏出来なかった、ってこと。 子:それで、今日こんなに楽しく話せたから成仏出来るってこと? ゆうこ:そうなるね。なんで私と話したことで果たされたのかはよくわかんないけど。 子:ほんとそれ...何でだろうね? ゆうこ:まあ、これで無事に成仏できるなら良かったじゃん。これからも元気でね!...って、幽霊に元気も何も無いか笑 子:そうだね、それあたしのセリフだよ笑ゆうこちゃん、元気でね! ゆうこ:うん、ばいばーい! ゆうこ:一晩私と喋り通して成仏して行ったかなみちゃん。正体が明らかになったのは、2ヶ月くらい後、ちょうどお盆に帰省したときでした。 母:ねえゆうこ見て見て、昔のアルバム!押し入れの整理してたら出てきたの! ゆうこ:うわあ懐かしい!20年くらい前のかな?...え?この人...ねえお母さん、この人誰かわかる? 母:ん?えーっと、誰だったかしら...あ!思い出した!昔向かいのアパートに住んでた方だわ!この写真は...(紙ペラ)そうよね、ちょうど20年前よね。一緒にこの写真を撮った後すぐに引っ越してっちゃったのよ。この方娘さんが1人居てね...あ、ほらこの子。ゆうこの4つ下で、この辺で1番歳の近い子供だったからよく一緒に遊んでたのよ? ゆうこ:へえ...そうだっけ...。 母:昔の話だもの、覚えてなくても無理ないわね。確か名前は...かなみちゃんだったかしら。 ゆうこ:え、かなみ...? 母:ん?どうかした? ゆうこ:い、いや、なんでもない。 母:ふぅん。じゃ、今からお母さん夕飯作るから、呼んだら降りてきてね。 ゆうこ:はーい。 ゆうこ:なんだ、昔からお友達だったんじゃん、私たち。ねえかなみちゃん、そっちはどんな感じ? いつか私もそっちに行った時は、また楽しく話せるよね...? Fin キーワード:日常・3人・女3・のどか

  • 『俺を拾ってくれたのは魔王でした』作品:あれん

    ~登場人物~ ♂⤑3 ♀⤑1 ✰︎ルシフェル・アートルム(♂)『57』 魔王 ✰︎優斗(♂)『67』 異世界人 ✰︎メイド(♀)『1』 ✰︎勇者(♂)『3』 『』⤑セリフ数 ~記号説明~ (心)⤑心の声 (N)⤑ナレーション 所要時間⤑15〜20分 【物語START】 優斗 「…んん、今何時だ?…あれっスマホが無い。 確か枕元に置いた筈なんだけど…って、ん?ここはどこだ!? 俺、昨日ちゃんと自分の家で寝た筈…だよな…? サークルの飲み会の後、酔った勢いで女の子の家に来ちゃった!?」 ガチャッ(ドアが開く) ルシフェル 「目が覚めたか。」 優斗 「!? だ、誰だ…?」 ルシフェル 「私はルシフェル・アートルム。 魔王だ。」 優斗 「ま、魔王!? な、なんだ?ドッキリか何かか?」 ルシフェル 「ふふっ。元気そうでなによりだ。」 優斗 「…えっとー、本当に魔王…なのか?」 ルシフェル 「私は嘘はつかん。」 優斗 「そ、そうなんすねー。」 優斗(心) 〘ど、どうなってるんだ? やけに豪華な部屋、目の前には魔王と名乗る角の生えた男…夢か…? (自分のほっぺたをつねる)イテテテテ!夢じゃねえ…。〙 ルシフェル 「お主はさっきから何をやっておる。 何かいきなり考え込んだと思えば自分の頬をつねり出して…頭でも打っていたか?」 優斗 「あ、い、いやなんでもない! …えっと、それよりも俺は何故ここで寝てたんだ?」 ルシフェル 「森の中で倒れているお主を見つけてな、このままでは魔物に襲われてしまうと思って城に連れ帰ったんだ。」 優斗 「えっ、あんた、本当に魔王なのか?」 ルシフェル 「魔王だと言っているだろう。」 優斗 「俺の知っている魔王はこんなに優しくない。」 ルシフェル 「なんだ、魔王が優しいとおかしいのか?」 優斗 「そ、そういう訳じゃ…」 ルシフェル 「あっそうだ、風呂の準備が出来ている、先に風呂に入るといい。 着替えは新しいのを置いてあるからそれを着ろ。 で、その後は食事だ。」 優斗 「…本当に魔王、なのか?」 ~お風呂~ 優斗 「ふぅー、生き返るー! やっぱ風呂っていいよなー、落ち…つかない!! なんなんだこの広さは!!広すぎだろ!! 水道代どんだけかかんだよ!!」 ガラッ(お風呂のドアが開く) ルシフェル 「騒がしいな。何か魔物でもでたか?」 優斗 「い、いや出てない…って、なんで裸!?」 ルシフェル 「風呂に入りに来ただけだが。」 優斗 「い、いやなんで俺いる時に来るんだよ!!」 ルシフェル 「ここは私の城だ。 好きな時に風呂に入り好きな時に飯を食う。」 優斗 「う、うぅ。」 ルシフェル 「それよりお主の名を聞いていなかったな。 名はなんと言うんだ?」 優斗 「…優斗。」 ルシフェル 「ユート?変わった名だな。」 優斗 「俺の住んでいるところでは普通の名前だよ。」 ルシフェル 「ふむ。 やはり、ユートは異世界の者なのか?」 優斗 「えっ?」 ルシフェル 「その黒い瞳、この世界には存在しない。 だが、異世界には黒い髪、黒い瞳の人種がいることを本で知った。 ユートの髪の色は金色だから判断しずらかったが、名前を聞いて確信した。」 優斗 「あー、俺髪染めてるからな。」 ルシフェル 「何故だ?」 優斗 「…なめられないように…」 ルシフェル 「は?」 優斗 「他のやつになめられないようにだよ! 高校の時すげえ虐められて、家族に心配ばっか掛けてた…だから、大学では虐められないようにしようとイメチェンしたんだ! 髪は金髪にして、ピアスもあけて、服装も喋り方もガラッと変えた! そしたらなんだ! 虐められないどころか全員俺を怖がって距離をとる! なんなんだよほんとに!」 ルシフェル 「頑張ったんだな。」 優斗 「えっ?」 ルシフェル 「ユート、お主は凄いな。 自分を変えるのは簡単に出来ることではない。 だが、家族に心配をかけぬよう努力したのであろう?」 優斗 「う、うん…」 ルシフェル 「お主がやったことは誇っていいことだ。 よく頑張ったな。」 優斗 「…あ…ぐすっ…ありがとう…ぐすっ」 ルシフェル 「よーし、辛かったな。 泣きたい時は思いっきり泣け! そして思いっきり泣いた後は美味しいものをたらふく食うぞ!」 優斗 「…ぐすっ…ひっく…(泣く)」 ルシフェル 「よしよし。」 ~間~ ルシフェル 「落ち着いたか?」 優斗 「うん。ごめんな…ありがとう。」 ルシフェル 「大丈夫だ。ほら、着替えたら食事だ。」 優斗 「…なあ。」 ルシフェル 「ん?」 優斗 「なんでここまでよくしてくれるんだ?」 ルシフェル 「お主行くところ無いんだろう? そんなやつを放っておけるか?」 優斗 「い、いや… で、でも魔王なのになんで。」 ルシフェル 「みな誤解をしているのだが、魔王は全員冷酷な訳じゃない。 確かに歴代の魔王は冷酷なやつらが多かった…だが、中には私みたいな人間大好きの平和主義者だっているんだ。 私はみなが平和に暮らせるのならそれでいい。 私はこの世界を守っていきたい。」 優斗 「うっ、くすっ、ご、ごめんな…ぐすっ お前…めっちゃいいやつなんだな…ぐすっ 魔王ってだけで……判断して…ぐすっ…悪かった…ぐすっ」 ルシフェル 「お主は涙脆いのだな(笑」 優斗 「う、うるせー…ぐすっ」 ルシフェル 「はっはっはっ!」 優斗(N) 『俺たちは他愛もない話をしながら食事をした。 そして、この世界には勇者がいることを知った。 勇者が魔王を倒そうとしていることも。 俺には理解が出来なかった。 こんなに誰よりも平和を願っている人が何故倒されなければいけないのかと。 それと同時に俺は、ルシフェルを守りたい…そう思った。 そして、月日は流れ3ヶ月後。』 優斗 「なあルシー!」 ルシフェル 「どうした? …って、えっ?」 優斗 「これ見てくれよ!」 ルシフェル 「ユ、ユート、こいつどうしたんだ…?」 優斗 「散歩してたらなんか着いてきたんだ! なあ、飼ってもいいか?」 ルシフェル 「おい、こんな大きなドラゴン、どうやったらこんなに懐くんだ!?」 優斗 「散歩中に目が合ったからニコって笑ったんだ。 そしたら着いてきた。」 ルシフェル 「それだけで!? …もしかして、一目惚れされたんじゃ…」 優斗 「一目惚れ…なんか照れるな…」 ルシフェル 「あ?」 優斗 「ルシー!なんで魔法発動させてんの! そしてなんでドラゴンに向けてんの!」 ルシフェル 「なんかムカついたから。」 優斗 「ストップストップストーーーップ!!」 優斗(N) 『ルシーは最近こんな調子だ。 気が付いたらすぐ隣にいるし、良く頭を撫でハグもして、そして俺に少しでも好意をもった相手には容赦ない。』 優斗 「お前俺の事絶対好きだろ…なんてな。」 ルシフェル 「ああ、好きだぞ。」 優斗 「は?」 ルシフェル 「私は一目見た時からユートの事が好きだった。」 優斗 「な、ななななな!」 ルシフェル 「愛してる。(ちゅっ)」 優斗 「なっ!!!」 メイド 「魔王様!勇者が!勇者一行が城に攻め込んできました!!」 ルシフェル 「分かった、今すぐ行く。 ユート、安全な所へ隠れておけ。」 優斗 「お、おう…」 優斗(心) 〘で、ででででででこにちゅ、ちゅーされたあああ!! えっな、なんでだ!?俺男だぞ!? で、でも…嫌じゃ…ない…なんなんだこの気持ちは… ってか勇者って言ってたよな? ルシー大丈夫かな?〙 優斗 「と、とにかく安全なところに避難しないと。 ルシーに心配かけたくないし…」 ~移動~ 優斗 「はぁ、はぁ、ここなら大丈夫かな? …ルシー…どうか、無事でいてくれ…」 ドガーーン!!(王座の間から爆発音) 優斗 「この爆発音…王座の間の方から…!? ルシーが危ない!!」 (王座の間にて) 勇者 「はあ、はあ、はあ…魔王、これで終わりだ!!」 ルシフェル 「…ははっ、私もここまでか… …ここで死ぬなら…唇にしておけば良かったな…」 優斗 「ルシーーー!!」 勇者 「な!?」 ルシフェル 「…ユート…安全な所へ隠れておけと…言っただろ…何故…」 優斗 「ルシーが危ないと思ったらじっとしていられなくて…。」 勇者 「お前人間だろ!?何故魔王と共にいる! ま、まさか魔王に囚われて…」 優斗 「違う!! ルシーは凄く優しいんだ! 召喚されて森で倒れている俺を助けてくれた。 争いごとを嫌い、世界の平和を望む、とっても優しい魔王なんだ!! だから俺は、俺は…ルシーを…ルシフェル・アートルムを守るって決めたんだ!!」 ルシフェル 「ユート…ははっ、お主そんなことを決めておったのか… 私は嬉しいぞ…」 優斗 「ルシーもう喋らなくていいから! …俺が守るから…絶対守るから!(涙を堪えながら)」 ルシフェル 「…ユート…私はもう…もちそうにない…」 優斗 「!?」 ルシフェル 「だから1つ…願いを聞いてくれ…」 優斗 「えっルシー…何言ってるの? 死んじゃ嫌だよ!!」 ルシフェル 「なあ、お願いだ…」 優斗 「…うぅ…ぐすっ…お願いって…なんだ…?」 ルシフェル 「お主の気持ちを知りたい…」 優斗 「えっ俺の…?」 ルシフェル 「私はお主が好きだ…心の底から愛してる… ユートは…私のこと、どう思っているのだ…?」 優斗 「俺は…俺は…! 好きとか正直分からねえ…でも、でも! ルシーを失いたくない…ルシーとずっと一緒にいたい! だから…だから…死なないでくれよ!!」 ルシフェル 「…ははっ、ありがとう。」 優斗 「…ルシー…」 優斗(N) 『ルシーが俺を優しく抱きしめる。 その後、後ろから大きな爆発音が。 …ん?後ろから?』 優斗 「……えっ? これは?勇者は?えっ?」 ルシフェル 「私が吹き飛ばした。」 優斗 「えっ、えええええ!?!? さ、さっきまでぐったりしてたじゃん! もうすぐで死にそうだったじゃん! なんでピンピンしてんの!?」 ルシフェル 「ユートは私に死んで欲しかったのか?」 優斗 「違ぇよ! 俺はルシーが生きててほんとに嬉しいんだよ! …って、言わせんな恥ずかしいな!」 ルシフェル 「はははっ可愛いな(笑」 優斗 「からかうんじゃねえ!!」 ルシフェル 「すまない。じゃあお詫びのしるしに。(ちゅっ)」 優斗 「…く、くくくくく口!?」 ルシフェル 「はははっ、ほんと可愛いな。」 優斗 「笑うな!」 ルシフェル 「なあ。」 優斗 「な、なんだよ。」 ルシフェル 「ユートからのあつ〜いキスはないのか?」 優斗 「なっ!ね、ねえよ!ばーか!!」 優斗(N) 『ルシーは勇者を吹き飛ばし、魔王城には再び平和が訪れた。 俺はルシーは悪いやつではないことをみんなに知ってもらう為、活動を始めた。 すると、興味を持ってくれた人達が集まり、魔王城へ遊びに来るようになった。 ルシーは以前よりも明るくなり毎日が楽しそうだ。 俺もルシーのお陰で毎日が楽しい。 俺はこれからもずっと、ルシーを支えていこうと思う。』 ~間~ ルシフェル 「あーあ、今回の人間も簡単だったなー。 簡単すぎてつまらん。 あいつはもう…用済みだな。 また異世界から新しい人間を呼ぶか。」 END キーワード:ファンタジー・BL・4人・男3・女1・あれん

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