【登場人物】
明(あきら)・・・男
謎の女・・・女
【ストーリー】
明(あきら)『…ん?なにこれ…?』 [明の声] [俺は、買い出しするために家の玄関を開けた。その時…1枚の封筒が落ちてきたんだ。真っ赤な…血のように赤い封筒だった。] 明『これってさ……触れたらまずいんだったっけ?…他の人が拾ってもまずいしなぁ……。燃やすか?いやでも……。』 [明の声] [結局、俺は家からトングを持って来て赤い封筒を持ち、ライターで火をつけて燃やした。] 明『…悪く思わないでくれよ…。』 数日後____。 明『……まじかよ…。』 [明の声] [俺は顔を青ざめた。燃やしたはずの赤い封筒が…増えていた。] 明『…なんで俺なんだよ…俺以外にも居るだろうよ……。気持ち悪いなぁ…。』 [明の声] [俺はまた、トングで封筒を拾い燃やした。2枚とも。なのに……翌日もそのまた翌日になっても…赤い封筒が日に日に増えていった。] 明『あ〜…っ!くそっ!!いい加減にしてくれよ!!俺に用があるなら こっちに来て直接言えばいいだろう!!? もう、めんどくせぇなぁ……。』 [明の声] [俺はついに痺れを切らして、1枚の赤い封筒に手を触れ…封筒の中身を開けた。けど、中に入っていたものは…想像と違っていた。入っていたのは……] 明『…俺の写真…!?』 [明の声] [俺は、届いた赤い封筒の全ての譜を開けた。中身はすべて俺の写真ばかり……。 俺は青ざめた。恐怖を感じたのだ。そして、恐る恐る最後の封筒を開ける…。] 明『…手紙……?』 [明の声] [手紙にはこう書かれていた。] [謎の女の声] [『明さんへ やっと封筒見てくれましたね?嬉しいわ。 私の愛…伝わったかな…? 私ね、あなたをずっと見守ってたんだよ? 他のアバズレなんかに、大好きな人を取られたくないもの…。 それに…今日はサプライズもあるのよ? 楽しみにして家に帰って来てね……?』] 明『…家…?…はっ!まさか…この家に…居るって事じゃ…ないよなぁ…? いやいや…まさか……。ん?まだ封筒に入ってる……っ!?』 [明の声] [俺は思わず、持っていた封筒を投げ飛ばした。写真には…寝ている俺と……] 〘ニュースの声〙 〘昨夜未明、某マンションにて身元不明の変死体が発見されました。この住人である20代男性と連絡が取れないことから、変死体はこの住人の男性で_______。〙 謎の女『…変死体だって…怖いねぇ……。でも、私には大好きな人がいるもの…。 でも、昨日は冷たかったじゃない。おかえりも言ってくれなかった…。あんなに慌てちゃって…笑ってしまったじゃない…。でもぅ…もう寂しくないよね? ……明くん…?ふふっ……。』 [明の声] [俺は死んだ……。そして…彼女のものになった。] Fin
キーワード:サスペンス・2人・男1・女1・Natal
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