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『聖夜の魔法?!クリスマス女子会!』作者:schön Ton(シェントン)

【登場人物】

A・・・女子会提案者。気まぐれでみんなを振り回す女の子。

B・・・Aに巻き込まれ、色々と苦労する女の子。

C・・・ちょっとした好奇心で女子会に参加すると言ったら大変なことに巻き込まれた男子。

D・・・ゲームをしていたら突然巻き込まれた男子1。

E・・・ゲームをしていたら突然巻き込まれた男子2。

妖精・・・突如現れた謎の妖精。(Aと兼役)

受付・・・『クリスマス限定 聖なる魔法サービス 妖精さん』の電話受付(兼役可)


※名前は自由に変更してご利用ください。

※Nはナレーションの表記です。


【story】

A:「ねぇBちゃん」

B:「なぁに、Aちゃん」

A:「周りはすっかりクリスマスモードだね」

B:「そーだね」

A:「クリスマス、Bちゃんは何するの?」

B:「特には決まってないよ、Aちゃんは?」

A:「私も決まってない。……Bちゃん、女子会でもする?」

B:「あ!それいいね!!やろやろ!」


AN:初めは、女の子二人で純粋に女子会をする。ただそれだけのつもりでした。けど…


C:「俺もやる、女子会」

B:「……Cさん?」

A:「いや、女子会……だよ?」

C:「うん、女子会、でしょ?」


AN:女子会ってなんだっけ……いや、深く考えてはいけない。…待てよ?


A:「…いいね‼︎Cさん!やろ?女子会!」

C:「よし!やろう!」

B:「え⁈Aちゃん⁈でもCさんは女子じゃなi……」

A:「大丈夫Bちゃん、任せといて!」

B:「え?う、うん」


AN:私のいたずら心から、この女子会は混沌を極めていくのです。


〜クリスマス当日〜


C:「Aちゃんから連絡来ないね……今日どうするのかな?」

B:「女子会やろって……話だったけど……あ、待ってCさん、連絡きたよ

えーと、なになに?

『Bちゃん、Cさんごめん!今日仕事になっちゃった💦世の中のクリスマスをぶっ壊してきまs……ゴホンゴホン。』


C:「え?今ぶち壊すって言ったよね?え?仕事じゃないの?こわ、バーサーカー」


B:「『女子会は二人でやってください!メンバー増やすもよし!(あ、てか増やすことは前提ね?)Bちゃん、強力なスケットに声かけておいたから、きっとBちゃんにとって楽しいクリスマスになると思うよ!』


え?私にとって?」 


C:「強力なスケット?誰だろ?」

B:「なんか名刺が添付されてるね、『クリスマス限定 聖なる魔法サービス 妖精さん』


C:「なんだ?この胡散臭いの」


B:「送られてるってことはここに電話しろってことじゃかな?」


C:「多分」


B:「かけて大丈夫かな?……って、Cさんかけるの早い!」


C:「うーん、なんていうかさ、最近、振られたらとりあえず乗っかっとかなくちゃダメかなと思い始めて」


B:「……」


プルルルルル プルルルルル


受付:「はい、こちら『クリスマス限定 聖なる魔法サービス 妖精さん』の受付窓口でございます」


C:「え」


受付:「魔法のご依頼でしょうか?」


B:「いや、違います。すみません間違えましt……」


受付:「ふむふむ、クリスマス女子会をやりたいのに、メンバーが足りずできないと。」


C:「いや、何にも言ってないんですけど?!こわ」


受付:「お任せください!妖精がなんとかいたします。それでは、今からスタッフを派遣しますので、それまでに後数人、男性を集めておいてください!」


C:「メンバー足りないって言ってんじゃん?!なんで自分たちで集めるの?てか、妖精助けてくれるんじゃないの?何しにくんの?!」


B:「いや、だから、女子会なのに……なんで男性?」


D:「あれー?なんか騒がしいと思ったら、CとBさんじゃん、メリクリー」


C:「あ、D、それにEも。メリクリー」


E:「こんにちは」


D:「2人して騒いでどうしたのー?」


B:「いや、かくかくしかじかで」


E:「妖精さん?え、Aどゆこと」


D:「クリスマス?魔法?ちょっと面白そうじゃん?」


B:「そういう2人はどうしたの?」


E:「2人でポケ○ンやってた」


C:「ポケ○ンw暇なら2人も参加する?

ちょうど人探してたし」


B:「もうすぐ妖精さん?もくるらしいしね」

E:「お、別にいーよ」


C:「ってか、妖精さんって一体誰なんだ?」


〜30分後〜

C:「いや、来なくない?」


B:「妖精さんとかやっぱいるわけ…」


妖:「呼んだ〜?」


D:「ん?なんだ今の声?」


妖:「お待たせしたぁ!妖精さんだよぉ〜」


E:「え…」

C:「嘘……」

B:「……」


妖:「『クリスマス限定 聖なる魔法サービス 妖精さん』から派遣されてきました!妖精です♪」


E:「いや、妖精っていうか……」

B:「Aちゃんじゃ……」

D:「A、何やってんの?」


妖:「A?違うよぉ〜、私は妖精だよぉ〜」


C:「絶対Aちゃんだよね?」


妖:「んー、もう!違うってば!その証拠に、今日はご依頼を叶えるべく魔法を見せちゃいます!女子会をやりたいんだよね?」


D:「魔法って……そんなの使えるわけないじゃん?」


妖:「むー!使えるもん!見ててよね!今から私の本領を発揮しちゃうんだから」


妖『メリーメリークリボッチ!ハピハピブレイクフェアリーズ!!!』


B:「え?え?!何何?!急に光が……」


B・C・D・E:「「「ぬわぁぁぁ」」」


BN:気づいた時、そこは私が知っているいつもの世界、のはずでした。でも、


B:「(低い男声で)ん?みんなは?あれ?まって、私なんか声が低く……?」


C:「(甲高い女声で)Bちゃん大丈夫?!」


D:「(甲高い女声で)があったの?!」


B:「え……?Cさん?D?2人ともどうしたの?まるで女の子みたいになってない?」


E:「(甲高い女声で)言ってるのBちゃん、2人は元々女の子じゃない」


B:「……!?E?!」


BN:私の目の前にいたのはまるで女の子な3人……ん?"元々”女の子?


B:「え?どうなってるんだろう」


妖:「驚いたでしょう!Bちゃん!!」


B:「Aちゃん、これどーなってるの?!」


妖:「まぁだAちゃんいうかぁぁぁ!!だから私は妖精さんだって!!」


妖:「女子会をしたいっていうからBちゃんをみんな女子になってる世界に連れてきたんだよ?でもBちゃんだけ普通なのもつまんないから、男の子にしてみましたˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊」


B:「それ結局女子会じゃなくない?!」


妖:「あ……まぁ、細かいことは気にしない、気にしない!」


B:「細かくなぁい!!」


D:「それにしてもBちゃんからクリスマス会のお誘い来るなんて〜」


E:「クリスマス一緒に過ごせるって夢見たい✨」


C:「そうね!私達、幸せ者だね」


B:「え?どういうこと?」


妖:「ふふふ、Bちゃんそれはね!2個目の特別サービス!男の子になったらさ、誰しも憧れると思うの、女子に囲まれるハーレム♪」


B:「ハーレムっていうか……ただの地獄絵図……」


D:「あ、Bちゃん、私ケーキ買ってきたよ!」


C:「私はおつまみとお酒!!」


E:「女子会始めようか!」


C:「Bちゃん、私がケーキあーんしてあ・げ・る♡」


E:「何言ってんの?!するのは私よ?」


D:「いいえ!私よ!!」


C・D・E:「「「Bちゃん、私よね!?」」」


B:「こんな世界いやだぁぁぁぁぁ!!!!」


(目覚ましの音)


B:「………あれ?夢?……夢か、よかった」


(電話の音)


B:「こんな朝から誰だろう?…あ、Aちゃんだ」


A:「あ、もしもしBちゃん?この前はごめんね〜女子会しようって言ったのに仕事になってさぁ」


B:「あ、いや、別に大丈夫だよ」


A:「終わりにさ、今度オンライン飲み会しよ!」


B:「お、いいね!」


A:「CさんとDとEに声かけてみたんだ!」


B:「あ……そ、そのメンツなんだ……」


A:「ん?だめ?」


B:「いや、全然!!」


A:「よかった!でさ!ちょっと面白いこと考えたのだけど、飲み会でさ、男女逆転ネタの声劇やらない?!その名も、『不思議な魔法で男女逆転ハーレm』


B:「ぜーーーっっったいにいやだぁぁぁぁ!!!」


B:「って夢を見たんだよね」

C:「え、それが初夢?!こっわ」

B:「でしょ?!怖いよね〜」

C:「クリぼっちのがマシだわ、てかもうお正月だし」

B:「それねw今更感w」

C:「てか、夢オチすら夢ってべたすぎない?」

B:「いや、夢でよかったよ、飲み会回避できたし」

C:「きっとAちゃんがまたやりたい言いだすよ。あ、ほらAちゃんがきた」

B:「嫌だ嫌だ、もうC子はたくさんだよぉ〜」

C:「おい!」


Fin



キーワード:ファンタジー・6人・男3・女3・schön Ton・シェントン


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