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『平凡な日常』作者:あれん

~登場人物~ ♂⤑2 ♀⤑1 『』⤑セリフ数 ✰︎平内 凡太(へいうち ぼんた)(♂)『43』 ・クラスメイトから平内の「平」と凡太の「凡」を取って「平凡」と呼ばれている ・至って平平凡凡な高校二年生 ・運動そこそこ、勉強そこそこで至って普通 ・ツッコミ担当 ✰︎佐藤 ジェット・ブラック・フォールン・エンジェル(♂)『36』 ・名前は英語だが生粋の日本人 ・話す時カタカナを多様する ・テンションが高くよく喋る ・凡太と同じ高校二年生 ・物凄く変人だが何故だか女子にモテる ・勉強は出来ない ・ボケ担当 ✰︎高嶺 花子(たかね はなこ)(♀)『7』 ・高校二年生で平内と佐藤と同じクラス ・学校のマドンナ的存在で名前の通り高嶺の花 ・普段はクールビューティだが家ではよく叫びながら同人誌を見ている ・腐女子 ・平内と佐藤のカップリングが好きでよく自作の漫画を描いている 所要時間⤑約10分 【物語START】 ~昼休みの教室にて~ 佐藤 「なぁ平凡、やっと俺たちのタイム(時間)がやってきたぞ!」 平内 「…」 佐藤 「俺たちのフリーダム(自由)が今、ここにあるんだ! ということで平凡、何しようか?」 平内 「……」 佐藤 「おーいへいぼーん?聞こえてるー? 聞こえてるよねー?なんで無視するのー? あっ英語にした方がいいか! おーいミディオクラー(平凡)!」 平内 「あっ平凡って英語でミディオクラって言うんだ、また1つ賢くなったよ!って馬鹿! なんで英語にすんの!?」 佐藤 「おっトゥデイ(今日)も絶好調だね〜!」 平内 「うるせぇ!」 佐藤 「ってか聞こえてんなら返事しろよなー。」 平内 「だって俺『平凡』って名前じゃないからな。」 佐藤 「なんだよ、平凡は平凡だろ?」 平内 「俺はへ・い・う・ち! 平内凡太だって言ってんだろ! なんでクラスのやつら全員俺の事『平凡』って呼ぶんだよ!」 佐藤 「平内凡太、略して『平凡』、だから仕方ない!」 平内 「あーそっかーそれなら仕方ないかー…ってなるか!! ただでさえ俺の凡太って名前も好きじゃないのに変なあだ名付けんじゃねぇよ!!」 佐藤 「えっお前自分のネーム(名前)嫌いなのか?」 平内 「そりゃ誰でも凡太って名前付けられたら嫌じゃない? 今どきこんな名前いねぇよ。」 佐藤 「そっか?俺はいいと思うぞ! たぬきみたいで。」 平内 「は?たぬき?」 佐藤 「そう!あのオレンジカラー(オレンジ色)のフォルム(形状)に目元は8の字みたいに白く、出べそがプリティ(可愛い)なあのたぬきだよ!」 平内 「…もしかしてコンビニのキャラクターのポン太のこと言ってる?」 佐藤 「そうポン太! あいつのつぶらなピューピル(瞳)、そしてビューティフル(美しい)なボディ(体)全てがワンダフル(素晴らしい)!」 平内 「えっ?何だって?」 佐藤 「えっ?だから、つぶらなピューピル、そしてビューティフルなボディ全てがワンダフル!」 平内 「ピュ、ピュー?」 佐藤 「おーい平凡、そんなのも分かんないのか?(笑) ピューピルってなー」 高嶺 「瞳のことよ。」 平内 「高嶺さん!」 佐藤 「た、たたたた高嶺さんおはざっす!!」 平内 「おい佐藤動揺しすぎだ。 今昼だぞ。」 佐藤 「だ、だってよ高嶺さんだぜ? 学校のマドンナ的存在で高嶺の花だって言われている高嶺さんが俺たちの会話に入ってきたんだぞ!?」 平内 「クラスメイトなんだから会話に入ってくるぐらい普通だろ。」 佐藤 「何言ってんだよ! 高嶺さんは勉強、スポーツだけでなく容姿、性格、全てがパーーーフェクトゥ(完璧)!!! そんなパーフェクトでビューティフルな高嶺さんが俺たちのクソみたいな…いや、ゲボみたいな会話に入ってきてくれたんだぞ!?」 平内 「おい言い過ぎだぞなんだゲボって。」 佐藤 「えっお前ゲボも知らねぇの〜? ゲボってな〜」 言葉を遮る 平内 「いやそれは知って」 言葉を遮る 高嶺 「嘔吐したもののことよ。」 平内 「高嶺さんも説明しなくていいよ!!」 佐藤 「た、たたたた高嶺さんおはざっす!!」 平内 「おい佐藤なんでまた挨拶してんだよ! ってか今は昼だっつってんだろ!!」 廊下が騒がしくなる 平内 「ってなんか廊下が騒がしいな。」 佐藤 「あっビューティフルガール(美しい女の子)たち今日も来てくれたのかい?ありがとう!」 平内 「また他のクラスの女子たちが佐藤目当てで来てるよ… 昼休みはいっつもこうだ…」 高嶺 「佐藤君ってほんとにモテるわね。」 平内 「高嶺さん程じゃないけど確かにあいつはモテるな。」 高嶺 「ねぇ平内君。」 平内 「ん?なに?」 高嶺 「平内君って好きな子いるの?」 平内 「えっ?いや居ないけど。」 高嶺 「そう、良かった。」 平内 「えっそれってどういう…」 バサッ(高値が一冊の本を落とす) 平内 「…これは…ボーイズラブの本…? しかもこの主人公2人、俺と佐藤じゃね?」 高嶺 「…私の自信作なの、読む?」 平内 「いや、遠慮しとく。」 佐藤 「おい平凡何高嶺さんと楽しそうにトーク(話)してるんだよ! 俺も混ぜろ!」 平内 「佐藤はこれのどこが楽しそうに見えたんだ? 俺は色々と危機を感じてるぞ?」 佐藤 「おい平凡、今俺のこと佐藤って呼んだろ! 佐藤って呼ぶなっていつも言ってるだろ!」 平内 「なんで今なんだよ。 この昼休み中佐藤って5回は言ったぞ。 1回目の時に言えよ。」 佐藤 「あー今ので5回じゃなくて6かーい。」 平内 「うるせぇ!」 佐藤 「あっもしかして俺のグレイト(偉大)でクール(かっこいい)な名前忘れちゃった? じゃあ仕方ないからまた教えてやるよ。 俺の名前は佐藤ジェット・ブラック・フォールン・エンジェルだ! よしもう覚えたな! ということでこれからは下の名前で俺のことを呼べよな!」 平内 「やだ。」 佐藤 「なぜだ! なぜ呼んでくれない……ハッ!!(何かに気付く) もしかして、クールすぎて呼べないとか!?」 平内 「違う違う違う。」 佐藤 「ならなぜだ! 俺が納得する理由があるんだろうな!?」 平内 「…恥ずかしい。」 佐藤 「…はっ?」 平内 「この際だから全部言う。 お前の名前は長いし、厨二病全開で恥ずかしい。」 佐藤 「…えっ?」 平内(『』←の中以外のセリフは早口で) 「俺の凡太も大概だけどなんだよ『ジェット・ブラック・フォールン・エンジェル』って。 外国人か? いや外国人でもこんな名前の人いねぇよ。 ってか別に名前はいいんだよ、その人の親が付けてくれた名前だからな。 だけど他人に強制をするな! めちゃめちゃ名前で呼ばせたがるじゃん!! 仕方ないから『ジェット』って呼んだら『ジェット・ブラック・フォールン・エンジェルって呼んでくれ』ってさー! 長いから嫌だっつーの! 確かに名前呼び捨てって嬉しいよ?嬉しいけどさ?佐藤の場合は違うじゃん!長いじゃん!1回1回『ジェット・ブラック・フォールン・エンジェル聞いてくれよ!』とかダルいじゃん! だから佐藤呼びから変えなかったのにまた言うじゃん! もう何回言うんだよ! それになんなんだよ会話にちょくちょく挟む無理矢理すぎるカタカナは!! かっこいいとでも思っt」 言葉を遮る 佐藤 「あの…もうその辺で勘弁してくれないか…」(勢いを無くす) 平内 「えっまだ言えてないことあるんだけど。」 佐藤 「もうほんとに勘弁してくれ、俺が悪かったから…」 平内 「あっんじゃあと一つだけいいか?」 佐藤 「ああ一つだけなら…」 平内 「佐藤って厨二病嫌いだったよな?」 佐藤 「ああ嫌いだが、それがなんだ?」 平内 「『ジェット・ブラック・フォールン・エンジェル』を日本語訳すると漆黒の堕天使って意味だぞ。」 佐藤 「……くれ。」 平内 「えっ?」 佐藤 「これからも佐藤って呼んでくれ…頼む…」 平内 「え〜どうしよっかな〜? 散々頼まれていたしこれからはジェット・ブラック・フォールン・エンジェルって呼んであげるよ〜。」(うざく言う) 佐藤 「もう平凡って言わないし無理矢理カタカナで喋らない、だからその呼び方はやめてくれ…」 平内 「なぁジェット・ブラック・フォールン・エンジェル、今日学校終わったあとカラオケ行かね?」 佐藤 「なぁ平内?」 平内 「ジェット・ブラック・フォールン・エンジェル歌上手いからカラオケ楽しみだな〜!」 佐藤 「おい平内その呼び方まじでやめてくれ〜!!!」 END


【キーワード】コメディ・学園・3人・男子2・女子1

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