~登場人物~ ♂⤑1 ♀⤑1 ✰︎姉(♀)『21』 高校1年生・チョコ嫌い ✰︎弟(♂)『20』 小学6年生・チョコ大好き 『』⤑セリフ数 ~記号説明~ (N)⤑ナレーション 所要時間⤑約5分 ~あらすじ~ お留守番中の姉弟。 外は雪が降っており家で一緒にゲームをする事に。 【物語START】 弟 「あーー!またお姉ちゃんに負けたーー!! 大人気ないよーー!!」 姉 「高校生だからまだ子供ですー。」 弟 「僕からしたら大人だもん!」 姉 「私と4歳しか違うじゃん笑」 弟 「4歳は大きいの! 僕まだ小学生だし!」 姉 「はいはい笑」 弟 「もーなんで何回やってもお姉ちゃんに勝てないの!?」 姉 「そんなにカリカリしなさんな。 カリカリ梅になっちゃうぞ?」 弟 「えっそれは嫌。」 姉 「そんなカリカリ梅になりかけの君にこれをあげよう!」 弟 「あっメルティーキッスだ! ありがとー!」 姉 「貰い物だけどね。」 弟 「ねぇまだ食べたい!」 姉 「えっもうないよ。」 弟 「えっそうなの!?」 姉 「1つ貰っただけだからね。」 弟 「えぇー。 もっと食べたかったなー。」 姉 「んじゃコンビニ行ってらっしゃい。」 弟 「寒いから嫌だよー。 …CMみたいにこの雪が全部メルティーキッスになったらいいのになぁ。」 姉 「雪が全部メルティーキッスになったら大変なことになるよ?笑」 弟 「大丈夫! メルティーキッスが降ってきたらみんな幸せ! 天国だよ!」 姉 「私からしたら地獄だけどね。 じゃあ仕方がない。 可愛い弟の為に私がメルティーキッスを降らせてあげようではないか!」 弟 「えっお姉ちゃんそんなこと出来るの!?」 姉 「見てろー? 『冬のキッスは 雪のよおなくちどけ 降る雪が全部メルティーキッスなら いいのにな』」 弟 「CMソングじゃん笑 そんなんでメルティーキッスが降ってくるわけ…えっ!? メルティーキッス!! お姉ちゃん!メルティーキッスが降ってるよ!! 姉 「えっ頭おかしくなった? …って、えええええ!!!! な、何これ。 一面地獄絵図なんだけど。 っていうか地面めっちゃ穴空いてるんだけど。」 弟 「メルティーキッス取ってくる!!」 姉 「待て待て待て待て!! よく見て! CMみたいにふわふわ落ちてきてる? 違うよね!? これは兵器だよ!弾丸だよ! 外に出たら100パー死んじゃうよ!!」 弟 「メルティーキッスなら痛くないから大丈夫だよ!」 姉 「あほ! 地面見ろあほ! あとあの家の屋根見ろあほ!」 弟 「…あれ?」 姉 「やっぱりメルティーキッスに目がいって他のところに気付いていなかったか…」 弟 「えっなんで!? CMではふわふわ落ちてきて痛くなさそうなのに!!」 姉 「これが現実だ。」 弟 「現実って残酷…」 姉 「…のんびりしている暇はないみたい。」 弟 「えっ?」 姉 「この家も危ない。 あの斜め前の田中さん家みたいにボロボロになるのも時間の問題だよ。」 弟 「あっ田中さんの家が!!」 姉 「幸いにもこの家には地下にシェルターがあるからそこに逃げよう!」 姉(N) 『私たちはすぐさまシェルターに逃げ込んだ。 数分もしないうちに私の家もメルティーキッスによって破壊された。 メルティーキッスは冬が終わるのと同時に止み、私たちは数ヶ月ぶりに陽の光を浴びた。 喜んだのもつかの間、私たちの目には変わり果てた街の光景が広がっていた。 そう、私たちの街はメルティーキッスによって滅びたのだ。 もし私があの時メルティーキッスを弟にあげていなければ、メルティーキッスの歌を歌っていなければこんなことにはならなかったのだろうか。』 END
キーワード:日常・コメディ・2人・男1・女1・あれん
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