【登場人物】
ひろ→主人公(♂)
魔道士→不問
格闘家→不問
牧師→不問
召喚士→不問
魔王→不問
【ストーリー】
[ひろの声]
[俺はひろ、好きなのはスニーカーだ。お気に入りのスニーカーを履いていた俺はある日、大学の友人からゲームをもらった。友人はつまらないと言ってたけど…]
ひろ『ただいまー。…俺につまらないって言ってたゲーム渡されてもなぁ…。まぁ、とりあえずやって見なきゃわかんないしな。』
[ひろの声]
[題名は、【ひーろーたいむ】…かっこよくもないな……。食事と風呂を済ませ、さっそくゲームを起動してやって見ることにした。だが、その時!!]
ひろ『…な、なんだこの光は!!うわぁぁぁぁ!!』
[ひろの声]
[目を覚ますと、そこはゲームの世界だった。まじか…しかも、この格好、俺…勇者じゃん。]
ひろ『重いな、この鎧…マジモンかよ。そうだ、確かゲームの内容だと、仲間捜さないといけないんだよな…だるいなぁ……。』
魔道士『あ、あのぉ……』
ひろ『…うぉっ!?びっくりした!なんだよ!お前!』
魔道士『な、なんだよじゃない…!むっ、むしろこっちのセリフだ!いきなり目の前から落ちてきて!!』
ひろ『あ、すいません…。』
魔道士『よろしい。』
ひろ『あの、ここは何処ですかね?俺、さっきまで家に居たんだけど…。』
魔道士『ここか?私にもわからん(笑)』
ひろ『えぇ……。』
魔道士『それより、見たところお前、勇者だな?!私と手を組まないか?!一緒に魔王討伐に行こう!!』
ひろ『え、まじか……。俺、パスで。』
魔道士『お前に拒否権などなーい!!』
ひろ『じゃあなんで聞いた!?強制労働とかまじか……。』
魔道士『なーに、ぼーっとしている!行くぞー!』
[ひろの声]
[こうして、魔道士が仲間になった(強制)。俺達は、雑魚キャラを倒しながら村へと向かった。]
ひろ『あー、腹減ったぁ………。』
魔道士『私もだ……。あ、あそこに店がある!』
ひろ『…見事に怪しい店ですけど……。』
魔道士『食事が出来ればいいだろう!行くぞ!』
ひろ『まじか……。』
[ひろの声]
[なくなく、怪しい店に入った瞬間、目の前からナイフが飛んできた。]
ひろ『うぉっ!?危なっ!!』
格闘家『おー、悪いな若いの。手が滑ってしまった。』
ひろ『あ、はぁ……。』
魔道士『ほれ、食事だぞ。』
ひろ『めっちゃ大盛りすぎません!?俺、こんなに食べれない…。』
魔道士『食べないと魔王討伐に行けないぞ、勇者よ。』
格闘家『勇者なのか、お前。ひょろひょろだなぁ(笑)』
ひろ『あはは……(苦笑)』
魔道士『何している、ほれ食べよ!!』
[ひろの声]
[半ば強引に食事を済ませ、帰ろうとした時。格闘家からまた声をかけられた。]
格闘家『なぁ、俺も連れてってくれよ!!魔王討伐とやらにさぁ!!』
ひろ『あの、理由は……?』
格闘家『そんなもん………ない!!』
魔道士『良いぞ!!』
ひろ『いいのかよ!!』
[ひろの声]
[こうして、格闘家が仲間になった。その後も……]
牧師『教会から追い出されたので、仲間に入れてください。あ、治癒できます!!』
魔道士『よかろう!!』
ひろ『えっ!?』
召喚士『魔王討伐ですか!?ぜひ、お供させてください!』
魔道士『なにか召喚できるのか?』
召喚士『はい!……いでよ!ケルベロス!!』
ひろ『……これが、冥府の番人と言われるケルベロス……?』
格闘家『可愛い犬っころじゃないか(笑)』
召喚士『ふぇぇ…また失敗したァ……。』
魔道士『可愛いから、採用!!』
ひろ『もはや基準がわからん…(苦笑)』
[ひろの声]
[こうして仲間が集まったので、魔王討伐に向かった。]
ひろ『魔王城かぁ…きっとでかいんだろうなぁー!!』
魔道士『さ、着いたぞ。』
ひろ『え?早くない?目の前にあるの…どう見ても小屋…。』
格闘家『腕がなるぜ!』
ひろ『ねぇ、あれ見えない?小屋だよ?小屋!!』
牧師『こ、これが魔王城…なんと風格あるたたずまい…』
ひろ『聞いてた!?小屋だってば!!』
召喚士『あ、あれは!!魔王では!?』
魔王『…あ、じゃあパパはお仕事行ってくるからね。いい子にしててねー。』
ひろ『魔王城じゃなくて、小屋に住んでる普通の家族じゃん!!』
牧師『今がチャンスですよ、勇者殿!!』
ひろ『た、戦いにくい……。』
魔王『あ、すいません。なにかうちに御用ですか??』
格闘家『魔王だな!?我らはお前を倒しに来た!!』
魔王『え、あ…よくあるんですよー。うちが魔王城だの言われてー。』
ひろ『風評被害じゃん!!』
魔道士『ほれ、勇者よ!戦うぞ!!』
ひろ『聞いてました!?風評被害ですから!!魔王悪くないから!!』
召喚士『こうなったら…いでよ!ケルベロス!!』
魔王『おーっ、可愛いわんちゃんですねー。お宅の子ですか?』
召喚士『…また失敗したァァァ…!!』
格闘家『こうなったら!俺が勝負だ!!うぉぉぉ!!』
魔王『あー、そこそこ…気持ちいいですねー。』
ひろ『…あれ?俺たち…戦ってる…のか?って!魔道士!!』
魔道士『ひっ!?…な、なんだ勇者よ!た、戦わないのか!?』
ひろ『今…逃げようとしてました?』
魔道士『…に、に…逃げてなど!?私は、援助を……。』
ひろ『めっちゃ動揺してんじゃん!!もうやだ!帰りたい!!』
[ひろの声]
[そう叫んだ後、目を開けると…そこはいつもの俺の部屋だった。どうやら夢オチだったようだ。]
ひろ『夢……だったのか……でも可笑しい……なんだこの違和感は……なんだか、大切なことを見落としている気がする……』
続く・・・・?
【終わり】
キーワード:コメディ・ファンタジー・6人・男1・不問5・Natal
Comentários